スタハマガジン|TOKYO創業ステーション 丸の内 Startup Hub Tokyo

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スタハボードでつながった輪で起業へ!先輩起業家インタビュー

スタハを利用して起業した、先輩起業家にインタビューするシリーズ。
3回目の今回は、株式会社tabekifuの坂入千佳氏にお話をお伺いしました!

 

起業家プロフィール

坂入 千佳氏

7年ほど前、夫の突然の死を経験し豊かさの上に安住していた自分に気づく。世界の調和をテーマにした資質学カウンセリングを習得。コワーキングスペースAtlya参宮橋を立ち上げる。現在の会社tabekifuを2019年4月に設立。食への感謝、視点を世界へ、助合い精神をテーマに食事を通してバランスの良い循環に寄与できるtabekifuのサービス拡大に奮闘中。

食品ロスにスポットを当てた食メディア、tabekifu(タベキフ)を運営する坂入さんは、スタハボードを利用して3人の起業仲間と出会いました。
どのようにメンバーを募集し、コンタクトを取り、起業に向けて足並みを揃えたのか?
そんなスタハボードならではのコミュニケーション術&活用術をインタビューしました!

ところで! 「スタハボード」って?

スタハボード※1は、起業をめざす方(プレアントレメンバー※2)のプロジェクトを応援する掲示板。自身のプロジェクトを進めていく上で誰かのサポートが必要な時(「仲間募集」「こんな人の意見を聞きたい」「こんな場所を探している」など)、他のスタハメンバーからメッセージをもらうことが可能です。

また「〇月〇日に会社を設立します!」など、プロジェクトにまつわる決意表明の場として活用してもOK!(*プロジェクト誕生シートを記入できるのはプレアントレメンバーのみですが、応援メッセージカードはスタハメンバーであればどなたでもご記入いただけます。)

ラウンジ奥の大きなブラックボードには、様々なプロジェクトや応援メッセージが掲示されているので、ぜひチェックしてみてください。
※1:現在スタハボードは休止中です。再開時はお知らせに掲載いたしますので、ご確認ください(再開は未定です)。
※2:2020年度よりメンバー制度が変更になり、プレアントレメンバーは廃止となりました。2020年3月以前にご登録の方は、コチラをご確認ください。
   新規登録の方は、コチラからご登録が可能です。

求ム! 専門分野のテクニック!

創業のキッカケを教えてください。

坂入さん:飲食店経験のあるメンバーのひとりに、社会貢献事業をやらないかと声をかけていただいたのが始まりです。もともと社会貢献事業に取り組んでみたいと考えていたので、「運命」だと感じました。自然の流れでコアメンバー数名と創業プロジェクトチームを作り、tabekifuの第一歩が始まりました。

起業メンバーの募集にスタハボードを利用した理由は?

坂入さん:ビジネスプランを作りこんでいくうちに事業の規模を考えられるようになり、どのような得意分野を持つ人が必要になるかわかってきたんです。必要な役割がわかると、次にどのようにメンバーを集めるのがよいか考えました。SNSも良いとは思いますが、それよりも創業に興味を持って自発的に足を運んでいる方、つまり非常に熱量が多い方へアプローチできるスタハボードがよいと思い、利用させていただきました。

スタハボードで起業仲間を募集! どんなスタハメンバーから応募が来た!?

プロジェクト誕生シートで募集したのは、「法務」「財務」「WEBデザイナー」「PR/広報」「飲食的にネットワークのある方」と計5種でしたが、実際にどのような方々が応募されてきましたか?

坂入さん:募集をかけた以上に素晴らしい方々がきてくださいました。法務や資本政策に知見のある方からも応募があり、事業の話をしたところあっという間に数年分の資本政策をバーッと作ってくれて。私たちの考えていた以上に将来を見越せるような事業計画ができあがり、これなら安定してマネタイズも作っていけるし、とても良い会社になるんじゃないかという実感が湧きました。

同じスタハユーザーとはいえ、応募された方々とはまったく面識がなかったと思います。どのようにコンタクトを取り、進めていきましたか?

坂入さん:多数の応募があるなか、コアメンバーと話し、ピンとくる方に連絡しました。実際にお会いすれば、驚くほどトントン拍子に話が進み、そのまま起業メンバーになりました。

新しい起業仲間が入り、一緒にやろう!と結束したと思いますが、得意分野で繋がった方々なので、フードロスや社会貢献などの意識はどのようにして足並みを揃えましたか?

坂入さん:不思議なのですが、新しい起業仲間とは、意識しなくても足並みが揃っていました。特に意識合わせをしたわけじゃないし、深堀りのミーティングを重ねたわけでもない。ただ、「社会貢献のインフラを作ろう!」という意識はみな根っこに持っていたので、得意分野を生かしながらチーム作りができたと思います。みんなそれぞれ得意分野があり、私はこの分野、あなたはこの分野とバラバラに動いていながらも、見ている先は同じところなので足並みが揃ったのだと思います。

新しい仲間と起業と本業と。悩ましい三つ巴とは……?

起業メンバーが増えたことで、ココは困った!ということはありましたか?

坂入さん:みんな本業があるので、スケジュールを合わせるのが難しかったです。月末になると連絡が取れないなど、忙しくなるタイミングは本業により違うので、このままじゃ間に合わないよ!と焦ることもありました。でも、全員のスケジュールが合致したときは一気に進むので、あまり無理せずにやっていこうと考えるようになりました。

新しい起業仲間と出会い、食品ロスの解消を目指すプラットフォーム「tabekifu」を築いた坂入さん達。
今後の展望を教えてください!

坂入さん:現在は10月に予定しているアプリのリリースに向けてひたすら準備しています(*インタビュー時は8月中旬)。まだまだやることがあって先の目標はあまり思い浮かびませんが、みんなで考えているのは、資本政策をもっとしっかり考えて作り込み、新しい価値観を創出しながら会社を大きくすることです。

スタハボードで繋がった輪が、食品ロスの解消という地球規模の大きな社会貢献事業に繋がろうとしています。
10月には、食品ロス解消とSNS投稿で寄付できる食のシェアリングアプリも登場。tabekifuの輪は、これからもどんどん広がっていきそうです!