起業への第一歩はリスクの少ない副業から!

イベントレポート
会社員から始める起業準備、小さく着実に成功させるための方法

起業のリスクを考えると、怖くてなかなか一歩を踏み出せない!という方、多いのではないでしょうか?今回のイベントレポートは、1月28日に開催した「会社員から始める起業準備~小さく着実に成功させるための方法~」をお届けします。副業から起業へとつなげる、着実に成功させていくためのヒントが盛り沢山のイベントでした!

新井 一氏 (起業18フォーラム 代表)

新井 一氏 (起業18フォーラム 代表)

1996年、会社員のまま起業。起業⽀援をスタートさせた2007年以降、10,000件を超える起業相談に応じ、全国で1,000回を超えるセミナー・講演をしてきた圧倒的な実績と成功事例を持ち、会社員のまま起業準備を始めたい⼈を⽀援するプロフェッショナル。
起業18フォーラム運営の他、経営・集客・マーケティングコンサルティング、海外取引先マッチング・輸出代⾏業・代理店業・輸⼊販売業も⾏う。

【主な著書】
「会社で働きながら6カ月で起業する 1万人を教えてわかった成功の黄金ルール」(ダイヤモンド社)
「朝晩30分 好きなことで起業する」(大和書房)他



今回のイベントは、ミニマムスタートのお話です。お金をかけず、できることから小さく始め、着実に大きくしていく方法を3段階に分けてお伝えしていきます。

1.起業にピンときたら考えること

起業を考えたら、まず、自分の現在地を把握しましょう。起業という長い道のりがあるとして、いま自分はどの位置にいるのか?「資金」「スキル」「人・家・地etc」の3方向から分析していきます。

① 資金
→いまある手持ちのお金から、どれくらい事業に回せるのか、またどれくらいの期間売上がなくとも生活していけるのかを把握する。

② スキル
→人脈、稼業、生まれ育った土地とのご縁といった、自分の外側にあるリソースを把握する。

③ 人・家・地etc
→いまある手持ちのお金から、どれくらい事業に回せるのか、またどれくらいの期間売上がなくとも生活していけるのかを把握する。

新井氏「会社員の方に多いのが、起業を考える際、自分自身のスキルに意識が向きすぎていること。人脈や土地柄などといった自分の外側にあるリソースも視野に入れましょう。例えば、英語がペラペラの弟がいたとします。その弟と組めばアメリカのものを調達することができる。こういった外側のリソースと自分のスキル、両方の視点でみることで、いろいろと発想しやすくなります。」

しかし、これら3つの力を全て揃えるのはかなり厳しく、新井先生も「全部揃える必要はない」とおっしゃいます。もっとスキルを勉強してから起業しよう、もっと人脈をつかんでから起業しよう。そんな〝もっと…もっと〟で起業の一歩を踏み止まらず、いま自分が持っているものはフルに使い、足りない能力はクラウドソーシングサービスなどを活用して補完していくといいそうです。

起業への成功率を高めるには?

新井氏「会社員のまま起業準備をするなら、〝続けられること〟を選ぶのが重要です。そして〝新しくないこと〟も重要。ビジネスを考えるときは、トレンドや新技術など新しいことに目がいきがちです。しかし、最初のビジネスというのは、自分のこれまでやってきた経験を切り取って選んでほしい。経験のないことや、昨日今日資格をとった実務経験のないビジネスでは、お客様の心を動かすのは難しいです。さらに〝時間の主導権を握れる〟ことも大事。例えば起業側の取引先に『いまから来て』と言われても、仕事があるからいけない。会社員は時間の制約があるので、そういうビジネスを選んでしまうと破綻してしまいます。」

2.起業アイデアの見つけ方

起業アイデアを見つける方法として、新井先生から下記4つの質問がありました。この4つの答えを、ビジネスになりそうかどうかは無視して書き出してみましょう。書き出すなかには、嬉しいことや楽しいこととも限らない〝使命感〟でやっていることも含みます。

起業アイデアの「種」の見つけ方゙

自分が好きでやっていること。一生懸命働いて得たお金を使うこと。そこには起業に必要な〝好きなこと・続けられること〟を見つけるヒントが入っています。
また新井先生は、「世の中にあるすべてのビジネスは、この4つの系統に分類することができる」とおっしゃいます。

プロダクト系(モノを取り扱って売る)
スキル系(特技/時間を売る)
ノウハウ系(ものを教える仕事)
スペース・チャンス系(オンラインサロンなど人をつなぐビジネス)

新井氏「この4分類のなかで自分のやりたいこと、続けられることをベースに起業アイデアを探るといいです。例えば、キャンプが好きだったとしたら、キャンプから各系統を書き出してみます。」

Let’s Try!

それでは実際に書き出してみましょう。
キャンプをお題として、上記4分類の系統には、どんなビジネスがあるか?思いつくものをどんどん書き出していきましょう!

【ヒント】 新井先生の資料から一部抜粋

プロダクト系……ネットショップ運営
スキル系……(テントなどの)セッティング代行
ノウハウ系……キャンプ場口コミ情報
スペース・チャンス系……キャンプ場経営

上記のように系統毎に分けて事業を考えると、それぞれアイデアが出てきます。また新井先生は、ノウハウ系×スペース・チャンス系など系統を掛け合わせて考えるとより起業アイデアが広がっていくともおっしゃいます。ぜひ参考にしてみてください。

3.リスクを事前に知ることで準備できること

副業にはどんなリスクがあるのか?起こりそうなトラブルを事前に知っていればコントロールできるので、リスクを想定して洗い出しておくといいそうです。(下記資料参照)

副業にはどんなリスクが実在する?゙

この他にも、新井先生ご自身がこの1年間で経験したトラブルも教えてくれました。

新井氏「僕は1度メルマガを凍結されたことがあります。メルマガ登録した方が登録したことを忘れてしまい、迷惑メールだと通報されて一発アウトでした。またホームページにサーバー攻撃のようなことがあり、サーバーダウンの経験もあります。他にはセミナールームを貸してくれないということ。未払いは僕も逃げられてしまったことが何回かあり、信じられないかもしれませんが本当によくあることなので、起こって当たり前のリスクとして考えてほしいです。」

副業のリスク対策とは!?

前述では起こりうるリスクを教えていただきました。それでは次に、具体的なリスク対策をみていきましょう。下記資料をご参照ください。

副業リスク対策゙

新井氏「会社は辞めないまま、なるべく人件費・固定費のかからないスモールスタートから始めましょう。また〝リーダーは自分〟という感覚で動くことも大事です。友達と一緒に起業しようとする方は多いですが、僕は反対。船頭が2人いる船が、真っすぐ進めると思えない。取引先としてつき合うか、主従関係をはっきりさせるか、友達じゃなくなる覚悟でやるしかないと思います。」

家族を守れる独立のタイミング

失敗が怖いのであれば、副業から小さく始めることが大事とおっしゃる新井先生。それでは、副業から独立へと切り替えるタイミングとは?新井先生は「お金と気持ち(経営者としての心)が両立していること」を一つの条件に、独立できる目安を教えてくれました。

・家族が一年間、いままで通り暮らせる貯金がある
・売り上げゼロでも半年持ちこたえる運転資金がある
・昼の時間(会社員として働ている時間)を使えば増益の見込みがある
・依存心、プライドを捨て、自分で生きていく覚悟ができている
・固定客が既にいて、新規顧客を開拓する行動力がある

以上が、「会社員から始める起業準備~小さく着実に成功させるための方法~」のイベントレポートでした。副業から始める起業への道のり、イメージが湧きましたか?コロナ禍のいま、起業へと舵を切るのはなかなか勇気がいるもの。そんな方に向け、最後に新井先生の応援メッセージをお伝えします。

新井氏「検討はもうやめましょう。副業から小さく始めれば、怖いことは何もありません。様子見、検討、いまじゃないという先送りの思考はやめ、まずは自分の好きなことで最初の〝半歩〟を踏み出しましょう!」

\イベントをチェックしたい方はこちら/
https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0102