わたしの創業ものがたり
株式会社カンリー 編

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幹事代行サービスから
集客媒体を一元管理する
クラウドサービス『Canly』へ事業を転換!

COMPANY INFORMATION

株式会社カンリー
東京都渋谷区渋谷1-8-3
店舗の営業情報や口コミなどを1つのデータベースで管理し、複数の媒体に一括で反映できるクラウドサービス『Canly』を開発・運営。2018年8月15日設立。
https://biz.can-ly.com



代表取締役 Co-CEO 辰巳 衛
2015年に早稲田大学理工学部を卒業し、新卒で双日株式会社に入社。与信・事業投資の審査、国内外の空港M&Aを経験。2017年には米国公認会計士試験に合格。2018年8月15日、共同創業者の秋山 祐太朗氏と株式会社カンリーを設立。Twitterでは仕事×キャリア×会計知識について発信中。



-起業のきっかけ-
若いからこそ挑戦するべき!


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スタッフのことを「新しい常識を一緒に作ってくれる優秀なチーム」と話す辰巳CEO。写真は経理などを担当する國分氏との打ち合わせ風景。


「自分でコントロールする人生でありたい」、そんな思いから経営者を志したのは高校生の頃です。そして、理系の経営者を育てる早稲田大学理工学部経営シ ステム工学科に進学しました。その後、ビジネススキルを身につけるために広範なビジネス領域がある商社に入り、仕事をしながら米国公認会計士(USCPA)の資格を取得しました。ただし、大手商社に勤務していると、すべてを失うリスクがある経営者の道へ飛び出す勇気が薄れていました。そのような時に、就活塾で出会った秋山(後の共同創業者)の「若いからこそリスクがあっても挑戦するべき。もし失敗しても、その経験を長いビジネス人生で生かして巻き返すこともできる」という力強い言葉に背中を押され、25歳の時に二人で起業しました。

 

現在は、飲食店を中心に美容室や、ドラッグストア、ホームセンターなど、複数店舗を展開している企業様向けに、GoogleビジネスプロフィールやFacebook、Twitterなどの複数媒体で発信する情報を一括管理できるプラットフォーム「Canly」によって、媒体毎・アカウント毎に更新にかかる工数を削減し、業務効率化を図るクラウドサービスを提供する事業を行っています。


-事業化にむけて-
幹事代行サービス事業からの大転換


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Canly(カンリー)は、GoogleマイビジネスやSNSアカウントを一括で管理し、媒体毎・アカウント毎のログインと更新にかかる工数の削減を実現するクラウドシステム。この写真は執行役員が一堂に会した時のもの。中央が共同CEOの秋山 祐太朗氏。その右隣が辰巳氏。


実は、創業当初の事業は、社内宴会の店選びを手伝う幹事代行サービスでした。共同CEOの秋山も、新入社員の時に宴会や接待での店選びに苦労した経験を持っており、必ずニーズはあるという確信を持っていました。その後、2019年12月に幹事代行サービスをシステム化して、店を探して予約できるグルメサイト「Leretto」をリリース。ところが、スタート直後のコロナ禍の影響で宴会や接待がほぼ消滅しました。当然、資金もショート寸前。秋山と二人でアルバイトしながら資金を投入してなんとか凌いでいました。


そこで、創業事業として手塩にかけて育ててきた「Leretto」を断腸の思いでクローズし、2020年7月に「Canly」へピボットすることを決意しました。すでにTOKYO創業ステーションの 創業助成事業へ採択されていましたが、ピポットについて理解していただいたことについてはとても感謝しています。ベンチャー企業にとって、事業プランの路線変更を余儀なくされるケースは少なくないと思います。ベンチャー企業に対して、真摯に向き合ってくださるTOKYO創業ステーションはとても大きな存在だと感じております。


-これからのビジョンは?-
目標は時価総額一兆円の企業!


rakuemon

創業当初は複数の事業を手掛けていたが、コロナ禍で売り上げが落ち込む中、成功確率が最も高いひとつのプロダクトに集中することを決断。
『Canly』のリリースはまさに起死回生をかけての挑戦だった。


短期的な目標は、「Canly」を日本一のデータベースに育てることです。そのためには、私たちが店舗情報をしっかり管理し、非効率な店舗情報の多重管理問題を解消することが重要です。「Canly」は、店舗の方々の負担を軽減し、捻出できた時間をお客様と向き合う仕事、メニュー開発などのクリエイティブな仕事に充ててもらえることが最大のメリットなのです。


私たちは、「店舗に関わるすべての人に最も信頼されるインフラを作る」というミッションを掲げています。たとえば、「店舗に来られるお客様のタッチポイントは、どのような媒体が多いのか?」ということを最適化して、そのリソースを効果的な活用につなげるといった〝次世代のインフラ〞を構築していきたいと考えています。


さらに、長期的な目標として、時価総額一兆円を掲げています。ひとりのカリスマが源流のホンダ、少数精鋭の技術者たちで起業したソニー。ホンダもソニーもベンチャー企業です。そんな企業のように、世界で勝負できるようなテクノロジーカンパニーに成長させ、日本の未来を明るくする会社を目指します。共同CEOの秋山と共に必ず実現させます!



創業を目指す方へ~応援メッセージ~

起業してみないとどうなるかは分からない!

まずは、やってみましょう。新しいことを始める時、どんなプランや充分な準備で臨んでも不安な気持ちはなくなりません。ならば、実際にやってみて「自分に合う型」を見つけることが不安を払拭する唯一の手段だと思います。「道を知る」と「道を歩む」は、まったく違うのです。

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