U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。
【3分でわかる起業の基礎】ユーザーインタビュー
-
#起業の基礎
-
#ユーザーインタビュー
【3分でわかる起業の基礎】ユーザーインタビュー
3分でわかる起業の基礎シリーズ。
本日は「ユーザーインタビュー」について、です。
よく聞く単語ではあるものの、意外にその定義についてはあやふやなところも多いのではないでしょうか。
そんなユーザーインタビューの定義、そして実施方法の基礎について説明していきます。
ユーザーインタビューとは?
早速ですが、言葉の定義から説明します。
▼ユーザーインタビューとは
この定義の中でポイントは2つあります。
1. 需要把握のために実施する(目的)
2. ターゲット顧客にヒアリング(対象)
この2つです。
ユーザーインタビューをする目的は需要把握にあります。もう少しわかりやすい言葉で言えば「自分たちが考えた商品やサービスって本当にお客さんが求めているものだっけ?」をインタビューで検証する方法です。
ビジネスにおける鉄則は「答えは顧客が持っている」です。どれだけ時間とお金と人員をかけて考えたアイディアでも、アイディア段階ではそれが成功するかどうかはわかりません。顧客が買ってくれた瞬間に初めて、それが価値ある(需要ある)アイディアだったと検証ができます。
なので、このユーザーインタビューという行為はとても重要な行動です。
加えて、もう一つ大事なポイントが「必ずターゲットに聞く」ということです。
例えば、僕はあまり甘いものが好きではないのですが、そんな僕に対してスタバのフラペチーノのヒアリングをしたら、おそらく”No”を言うでしょう。ですが、僕はフラペチーノのターゲットではありませんから、その意見は聞かなくていいんですね。
言葉にすると当たり前のことなのですが、いざ自分の商品やサービスのユーザーインタビューをしようとした時に、手当たり次第インタビューをしようとする人を多く見かけます。ターゲットに聞くことが大切で、ターゲット以外の声は聞く必要はありません。
ユーザーインタビューの実施方法
では、そんなユーザーインタビューをどのように実施すればいいのでしょうか。
ユーザーインタビューには大きく3つのステップがあります。
1. 準備
2. 実施
3. 振り返り
「準備」ではターゲットの特定に加え、インタビュー方法や人数の決定、そしてインタビュー台本(質問や順番)の作成を行います。そして、実施し、結果を元に振り返りを行います。
ここでは主に準備と実施の方法や気をつけるべきことについて解説していきます。
まずは準備です。上で書いたことと被る部分もありますが、準備としてやることは主に下記です。
・インタビュー方法(オフラインかZoomか)
・インタビュー時間
・インタビュー人数
・インタビュー台本
・インタビュー期間
この中で最も大変な作業はおそらく「インタビュー台本」の作成です。この台本に関しては、web上にテンプレートが多く存在しているので、まずはその台本を参考に自分のビジネスに書き直して使うことがお勧めです。
僕自身はこちらのリーンスタートアップの本に書かれていた台本を真似してユーザーインタビューを実施しました。なので、ご興味あればこちらの本をぜひ読んでみてください。
まとめ
最後にまとめです。
・ユーザーインタビューとは「自社商品の需要把握のためにターゲット顧客にヒアリング」すること。
・需要はお客さんに聞いてみて初めてわかる。
・必ずターゲットに聞くこと。ターゲット以外の声は聞かなくていい。
・台本の準備は先人の残したテンプレートを参考に、実施は大切なポイントだけを抑えて、あとは振り返りの中で学んでいく。
以上、ユーザーインタビューについてでした。少し抽象的な話も多かったかもしれませんが、基礎的で大事なことを書きましたので、何かの参考になれば幸いです。
三井 滉平氏
26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役