起業コラム:起業したいと思った時にまず何からしましたか?

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2021.12.28に
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【超実践:起業のいろは】起業したいと思った時にまず何からしましたか?

超実践、起業のいろはシリーズ。
本日は「起業したいと思った時にまず何からしましたか?」について、です。
僕自身、起業したい方の相談を延べ2,000人以上は乗ってきました。その中でとても多いのがこちらの質問です
この記事では、僕自身の経験も踏まえながら「起業を目指す人の一歩目」についてオススメの方法をお話ししていきます。

起業したいと思った時にまず何からしたらいい?

いきなり結論に行きたいところですが、その前に少しだけ補足させてください。
大前提、起業(ビジネス)の世界には、全世界共通の正解というものが存在しないことがほとんどです。人それぞれの成功法則があり、戦略や言葉の定義があります。
なので、アドバイスも人によって異なりますので、これから書くことはあくまで一例として受け取っていただき、「自分に合いそうだな」と思った方がいれば、実践していただければと思います。
では、本題です。そして、いきなり結論です。
起業したいと思った時の一歩目の行動でオススメなのは「とにかく視野を広げる」ことです。
僕自身、起業したいと思ったものの、具体的なアイディアも計画も経営に関する知識も人脈も何もありませんでした。
なので、とにかく色んな人に会いに行き、多くの記事や本を読みました。当時はがむしゃらで意識していませんでしたが、今思えばこれは自分にとってとても良い行動だったと感じています。

具体的には、
・ “起業”と名前がつくイベントにはとりあえず全て参加
・ 起業家の自伝を片っぱしから読む
・起業家にDMして話を聞かせてもらう
・スタートアップでインターンする
・起業家コミュニティーに入ってみる
・ビジコンに参加
etc…
思いつく限りの全ての行動をしました。

なぜ「視野を広げる」ことを一歩目にすべきなのか

僕が思うまず「視野を広げる」ことのメリットは大きく4つあります。このメリットが”なぜ起業を目指す一歩目で視野を広げるべきなのか”に繋がってきます。
1. 事業アイディアが見つかる
2. 人を見る目が養われる
3. 仲間ができ、自信が生まれる
4. 誰でもできる
一つ一つについて解説していきます。

1、事業アイディアが見つかる

起業しようと思ったら、事業アイディアがなければ始まりません。アイディアっぽいものはあっても、本当にこれで起業できるのか?と不安に思っている人も少なくありません。
「なぜアイディアが見つからないのか」これには色々な理由がありますが、その大きな理由の一つとして「そもそも世の中のビジネスを知らなすぎるから」があります。
大学の志望校を選ぶときに、まずは世の中にどんな大学があるか調べますよね?、大学を3個しか知らない中で「行きたい大学がないんです」と相談してる人を見た時にどう思いますか?「いや、まずはもっと大学調べろよ。」と思うはずです。
これと全く同じで、まずは世の中に存在するビジネスを数多くインプットすることで、自分が面白いと思えるアイディアが見えて来ます。

2、人を見る目が養われる

“起業したい”と様々なイベントに顔を出したり、発信をしていると、非常に多くの人と出会います。
物凄く生々しい話ですが、中には怪しい投資商材やビジネススクールの営業をしてくる人もいます。僕も何人かそういう人に出会い、営業されました。
また、怪しい人ではなくても、同じ起業家という肩書きでも、物凄くいろんなタイプが存在することに気づきます。スーツバシッと決めた人もいれば、Tシャツ短パンで金髪にしてる起業家もいます。
こういう経験を数多くこなすことで、自分の中で人を見る目が養われますし、起業家というものに対しての解像度が上がっていきます。また、自分が目指したい起業家像が明確になっていきます。

3、仲間ができ、自信が生まれる

正直、起業したいと思い、行動を始めるときは1人なことが多いです。学校やバイト先などで同じ思いの人がいることはとても少なく、いわゆる”意識高い系”だと思われてしまうこともあるかもしれません。
なので、同世代で同じように起業を目指す人と出会い、切磋琢磨しながら起業に向けて頑張ることが非常に重要になってきます。そういう仲間を見つけられず、途中で心が折れてしまう人も中にはいます。
自分で見つけるのが難しい人は、すでにある起業家コミュニティーやビジネスプランコンテストに参加してみてもいいかもしれません。

4、誰でもできる

最後です。正直、ここが一番大きな理由と言っても過言ではありません。
起業したいと思っても、何からしたらいいかはマジでわからないことが多いです。学校でも家庭でもそんなことを教えてくれる人がいないことがほとんどです。
そんな時に一番やっちゃいけないのは「立ち止まる事」です。行動せずにその場に立ち止まっていても、自分を取り巻く環境に変化はなく、前には進みません。
まず、”なんでもいいから行動してみる”ことで、例えばイベントで出会った起業家に弟子入りできたり、自分のアイディアが見つかったり、具体的なアイディアの実現方法がわかったり、何かしらの発見が生まれます。
もっと厳密に言えば、立ち止まっていても何も変わらないから、何かしらの発見があるまでとにかく動き続けた方がいい、という話です。
そういう意味で、知識も経験も人脈もないときに、とにかくイベントに参加したり、本を読むことは誰でも出来ることで、発見に出会う確率が高い行動なので、一歩目としてオススメしています。


以上、4つの理由を書かせていただきました。

まとめ

最後にまとめです。

– 起業したいと思った時の一歩目の行動でオススメなのは「とにかく視野を広げる」こと。
– イベント参加、ビジコン参加、本を読む、記事を読む、インターンしてみる、コミュニティーに入ってみるなど、思いつく限りの行動を全てすることで視野が広がります。
– その行動の中で、自分のアイディアが見つかったり、人を見る目が養われたり、一緒に頑張る仲間が見つかったりします。
– 立ち止まっていても何も前には進めないので、とにかく色んなところに顔を出してみる「視野を広げる行為」がオススメです!

以上、色々とオススメの行動とその理由について書かせていただきました。
最初に書いた通り、これが全てではありませんし、他の起業家の方に聞けば、また別の答えが帰ってくると思います。なので、これは一例として受け取っていただければと思います。
ただ、今起業はしたいと思っているけど、知識も経験も人脈もない。そして、頭の中で考えるだけで立ち止まってしまっていたなと思った方は、ぜひ色んなところに顔を出してみてください。良遺発見か悪い発見かはわかりませんが、きっと何かしらの発見が生まれると思います。

三井 滉平氏

26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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