【今更聞けない用語解説】リーンスタートアップ

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リーンスタートアップ
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【今更聞けない用語解説】リーンスタートアップ

今更聞けない用語解説シリーズ。
本日は「リーンスタートアップ」について、です。
起業に向けて行動していく中で、イベントや記事、本の中でこの言葉を見たことがある人もいるかもしれません。
この記事では、そんな「リーンスタートアップ」の”定義”に加え、”実践方法”までを説明してきます。

リーンスタートアップとは?

まずはそもそも「リーンスタートアップ」とは何か、という話から説明していきます。
リーンスタートアップとは「最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を元に満足できる製品・サービスを開発していくマネジメント手法」のことを指します。一言で言えば、”無駄な”開発をせずにスタートアップを前に進めていく手法のことです。
その意味をしっかりと理解するために、まずはその語源から紐解いていきます。

リーンスタートアップ = リーン + スタートアップ

スタートアップの意味はわかりやすいと思うので、問題は「リーン」ですよね。

リーン(Lean)とは、日本語訳すると「痩せた」という意味になり、トヨタ生産方式を元にアメリカのMITで提唱された「Lean Production System」(リーン手法)を指した言葉です。

つまり、徹底的に無駄を省いて自動車を生産していた”トヨタ生産方式”を学んだアメリカの経営学者がそれに「リーン手法」と名付けた所がビジネス界隈でのリーンの語源となっています。

なので、リーンスタートアップは「無駄を省いたスタートアップ」という意味合いになってきます。

なぜリーンスタートアップを実践すべきなのか

起業には多くの方法がありますが、その中でもリーンスタートアップは世界的に広がっており、初期の起業家にはおすすめされている有名な手法の一つです。
では一体、なぜリーンスタートアップを実践すべきなのか、ここについてもう少し解説していきます。
繰り返しになりますが、リーンスタートアップとは無駄を省いて価値あるプロダクトを作っていく手法の事です。大切なのはここで言う”無駄”とは一体なんなのかを考える事です。
“無駄”とは、創業者の思い込みや過度の開発による回り道のことです。顧客の課題を確認し、それを解決するプロダクトを作り上げるスタートアップにおいて、必要のない時間を無駄と定義しています。
スタートアップには回り道をしている時間はありません。
Linkdin創業者であるリード・ホフマンが「起業とは崖から飛び降り、落ちるまでに飛行機を組み立てるようなもの」と発言し、過去に話題になりました。
つまり、限られた資産(主に資金)の中で、いかに早く価値あるプロダクトを作ることができるのかこそがスタートアップの成功要因と言えます。それが出来なければ失敗として、一度会社は解散になるでしょう。
そういった限られた時間を最大限有効に活用するために提唱された手法こそがリーンスタートアップであり、創業者の思い込みや過度の開発を避けることで、最短距離で価値あるプロダクトを作っていく手法です。
だからこそ、起業家はリーンスタートアップを実践することが推奨されています。

どう実践すればいいのか

では最後に、そんなリーンスタートアップをどのように実践していくのかについて説明していきます。
ここでは全体像の説明だけをさせていただきますので、気になって実践してみたいと思った方はこちらの本をお読みいただければと思います。
▼リーンスタートアップを提唱した”エリック・リース”さんが自ら書かれ、全世界的に有名な本です。ここにリーンスタートアップとは何か、どう実践すべきかが細かく書かれています。

では、リーンスタートアップの実践方法の全体像です。
リーンスタートアップでは無駄を省くために、4つのステップを繰り返し行っていきます。
1. 構築
2. 計測
3. 学習
4. 再構築
この4ステップです。一見すると当たり前のように思えるこの4ステップですが、これをとにかく高速で回していくこと、最小限の構築や再構築で計測や学習を行っていくことがリーンスタートアップの特徴です。
その実践の中で、特に最初の「構築」において非常に重要な概念となってくるのが「MVP」と言う考え方です。
初期仮説に対して、とにかく低コストで課題の検証ができる”MVP”を製作し、それをお客さんに当ててみて計測する。その計測結果から学習し、MVPを改善し再構築してみる。そしてまた計測・学習する。これの繰り返しです。

▼MVPに関しては別の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。

とは言っても、具体的なイメージがつきづらい方もいると思います。その時は先輩起業家たちがどのようにMVP構築、そして計測をしてきたのかを勉強することがおすすめです。自分のリーンスタートアップ的な進め方をイメージさせるヒントになります。


▼おすすめ本

また、どうしても創業者自身の思い込みは強くなってしまいがちなので、定期的に誰かと壁打ちを行うことで、無駄な工程を指摘してもらうことができるので、こちらもおすすめです。

まとめ

以上、今回はリーンスタートアップについて説明してきました。

– リーンスタートアップとは「最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を元に満足できる製品・サービスを開発していくマネジメント手法」のことである。
– 一言で言えば、”無駄な”開発をせずにスタートアップを前に進めていく手法。
– 限られた時間を最大限有効に活用するために提唱された手法こそがリーンスタートアップであり、創業者の思い込みや過度の開発を避けることで、最短距離で価値あるプロダクトを作っていく。
– 構築→計測→学習→再構築をとにかく高速で回していく。
概念自体の理解は出来ても、実践することが非常に難しい手法でもあります。しかし、その概念すら知らない状態では、挑戦することも出来ないので、この記事がリーンスタートアップを実践する一歩目となっていれば幸いです。
では、今回はこの辺で。また次回の記事でお会いしましょう!

三井 滉平氏

26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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