【今更聞けない用語を解説】ブロックチェーン

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【今更聞けない用語を解説】ブロックチェーン

今更聞けない用語解説シリーズ。

本日は「ブロックチェーン」について、です。

3,4年前からワードとしては有名で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。少しブームが落ち着いたかと思いきや、NFTやweb3などのホットワードと共に注目を浴びてきました。

この記事では、そんな「ブロックチェーン」について、ざっくりわかるように説明してきます。

尚、この記事はあくまで基礎的な内容ですので、もっと詳しく知りたい方は書籍や他の記事なども参考にしてみてください。

ブロックチェーンとは?

用語解説として記事を書いていますが、実際ブロックチェーンを説明することはとても難しいです。なんとなくは理解できても、その本質まで理解するのは技術的な知識や世界情勢的な背景知識も必要となってきます。なのでこの記事では、なんとなく理解はできると言うところを目標に、基礎的な内容を書いていきます。

まず最初にブロックチェーンの定義についてです。この定義もまだまだハッキリしていないことも多いのですが、その中でも多くの場面で使われている説明をご紹介します。

ブロックチェーンとは「ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それを鎖チェーンのように連結してデータを保管する技術」です。

これだけ聞いても???だと思います。ブロックチェーンとは、言葉の通り、ブロックがチェーン(鎖)のように繋がっているデータの保管技術だという認識で大丈夫です。

それを理解しても結局何がすごいの?と言う疑問が上がってくると思います。なので、ここでは既存のインターネットとの相違点であり、ブロックチェーンが革命だと言われている特徴の中で大きく2つをピックアップしてご紹介します。

1. 分散型であること(中央に主権がない)

2. 改善が困難であること

現在の商品やサービスには全て”中央に主権”がいます。当たり前ですが、サービス提供者がいなければそのサービスが提供されることはありません。僕らはその提供者にお金を払い、サービスを教授しています。

その中でも、上2つの特徴を元に、特にブロックチェーンが変革すると言われていることが「仲介業者がいなくなる」ことです。

例えば、銀行業。僕らは銀行にお金を預けたり、引き出したり、送ったりしています。その中で手数料として銀行に支払いをしています。銀行は何の役割をしているのかというと、主に信頼の担保です。その人がちゃんとした人かどうか、お金がきちんと送れているかどうか、こういった手続きがスムーズに行えるようにチェックをしてくれています。その対価として手数料を僕らは支払っているわけですね。

ブロックチェーン技術を用いると、その信頼の担保が人の手を介さなくてもできるようになります。結果的にあらゆる手数料や仲介手数料がほとんど0円になる未来がくると言われています。

それが中央に主権がいない分散型のサービスで、且つ改善が困難であるブロックチェーンサービスの特徴になります。

少し難しいですね。より全体像をちゃんと理解してみたい人はこちらの本がお勧めです。

ブロックチェーンの起源と未来

そんな革命的なブロックチェーン技術ですが、実は誰が作り出したのかがハッキリしていません。厳密に言えば、発表した名前と論文は明かされているのですが、おそらくそれは偽名であり、誰がそうなのか、個人なのかグループなのかはいまだに明かされていません。

ブロックチェーンの起源

「サトシ・ナカモト」と言う偽名は明らかに日本人の名前なので、もしかしたら日本人がブロックチェーンを発明したのかもしれませんし、それすらもフェイクなのかもしれません。いずれにせよ、この革命的な発明によって、web3と言われる、今のインターネットを大きく変革させると言われる取り組みが始まりました。

そんなブロックチェーンですが、上で書いた通り、「ブロックチェーンはインターネットと同じ規模の革命である」と言う人も多く、これからの数十年で人々のインフラになっていくと言われています。

インターネットと同じ規模と言われるとかなりインパクトがありますよね。僕らの生活はインターネット以前と以後の現代ではまるっきり変化しました。それと同じだけの変化がこの先数十年で訪れようとしています。

ブロックチェーン技術で、一番有名なのは仮想通貨(暗号資産)ですが、実はそれは使い道のほんの一部であり、今後は全ての業界にその技術が使われていくと言われています。

目が離せない技術ですね。

ブロックチェーンの未来

まとめ

最後にまとめです。

・ブロックチェーンとは「ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それを鎖チェーンのように連結してデータを保管する技術」である。

・大きな2つの特徴は「主権がいない分散型である」ことと「改善が困難である」こと。

・サトシ・ナカモトと言う人物が発表した論文が元となっているが、誰もその正体がわからない。

・今後はインターネットと同じだけの革命が起きると言われており、あらゆる業界がブロックチェーンによって変化していく。

以上、ブロックチェーンについてでした。少し難しい話になりましたが、今後必ず有名になる技術なので、起業していく中ではどの業界の人でも必須の知識だと思っています。

より詳しく知りたい方はぜひ他の記事や本を読んでみてください!

三井 滉平氏

26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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