【3分でわかる起業の基礎】イノベーター理論

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イノベーター理論
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【3分でわかる起業の基礎】イノベーター理論

3分でわかる起業の基礎シリーズ。

本日は「イノベーター理論」について、です。

起業における基礎単語でもあるイノベーター理論。この記事では、そんなイノベーター理論の定義、学ぶ理由、使い方までを説明していきます。

イノベーター理論とは?

あまり聞き馴染みのない単語かもしれませんが、起業における知識の中では非常にポピュラーな知識でもあり、多くの戦略や知識の基礎となっている知識でもあります。

ズバリ、イノベーター理論とは何か。

イノベーター理論とは「特定の市場の中で商品やサービスが普及していく過程を示した理論」です。上の図が全てですが、新しい商品やサービスが普及していく際には左から右に向かって進行していきます。

それぞれが単語だけ出て意味合いが伝わらないと思うので、タイプ別の説明がこちらです。上と下の説明を見比べてみてください。

まず新しい商品が販売された時にはイノベーターと呼ばれる層が飛び付きます。iPhone販売時にAppleストアに並んだり、最近で言えばNFTを積極的に活用している人たちです。新しいもの好きで”新しい”という理由で購入します。

その次になるのがアーリーアダプターと呼ばれる層です。この人たちも新しいもの好きですが、多少の吟味が入り気に入れば購入します。そしてその後にアーリーorレイトマジョリティーと呼ばれる層があります。この人たちはみんなが買ってるからという理由で購入していきます。

そして最後はラガードと呼ばれる何があっても絶対に買わない人たちがいます。

例えば、昨年大ブームを起こした鬼滅の刃。そのブームが徐々に大きくなっていったはずです。あなたはどの層に該当しそうでしょうか?

鬼滅の刃が流行る初期から応援していたイノベーターやアーリーアダプターか。学校や職場での口コミ、インスタのストーリーでみんなが感想を上げてるから見始めたマジョリティーか。何が合っても流行りには乗らないぞと心に決めたラガードか。

全てのブームはイノベーター理論に則り広がっていきますので、分野によってイノベーターやマジョリティやラガードと差が生まれます。鬼滅の刃のように、身近な例を考えてみると理解しやすいのではないでしょうか。

このように「特定の市場の中で商品やサービスが普及していく過程を示した理論」をイノベーター理論と呼びます。

学ぶ理由

では、そんなイノベーター理論をなぜ学ぶ必要があるのかについても説明します。

ズバリ、「自社商品を市場に普及させる戦略をより正確に練り上げるため」です。もう少し詳しく説明します。

イノベーター理論で提唱されるそれぞれのタイプに対して適切なマーケティング方法が存在します。具体的に言えば、イノベーターやアーリーアダプターは商品の斬新さに注目し、マジョリティ層は口コミを重視します。

なので、商品やサービスの普及状況によって、マーケティング方法(訴求事項)が変化してくるということです。

一番身近でわかりやすいのは映画のCMだと思います。公開前や公開直後のCMはとにかく映画の凄さや面白さや権威性の宣伝ですが、途中からお客さんの感想を繋げたCMに切り替わるのを見たことあるのではないでしょうか。

これは人の口コミを見て行くかどうかを判断するマジョリティー層に向けてのCMに切り替えているということです。いつまでも同じCMを流していても効果が薄く、内容よりも多くの人が楽しんでいますよ!という情報を流すことで意思決定する層に向けてのCMなんです。

このように、イノベーター理論を理解することで、より正確なマーケティング戦略を実施できるようになります。

まとめ

最後にまとめです。

以上、イノベーター理論についてでした。かなりよく出てくる単語なので、この機会にぜひ他の記事なども読んでいただき、学びを深めてもらえたらと思います!

三井 滉平氏

26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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