U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。
【3分でわかる起業の基礎】LP
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#3分でわかる起業の基礎
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【3分でわかる起業の基礎】LP
3分でわかる起業の基礎シリーズ。
本日は「LP」について、です。
この記事では、LPの定義やメリットやデメリットまでを説明していきます。
LPとは?
まずはその言葉の定義からです。
LPとは「Landing Page」の略語であり、LP(エルピー)と呼ばれます。自社HPやメディアにおいて、Landing=着地の意味のため、顧客が一番最初に着地(訪問)するページのことをLPと呼びます。ただ、最近では「LP=縦スクロールでの商品説明ページ」という認識で使われることが多いです。
前者は広義でのLPの定義であり、後者は狭義でのLPの定義として言われています。最近では後者の意味合いで使われることがほとんどなので、ここでは後者の狭義での定義に則って説明していきます。
「LP=縦スクロールでの商品説明ページ」です。皆さんも通常の生活を行っている中でおそらく毎日のようにLPに触れているのではないでしょうか。商品説明やサービス説明ページで、縦スクロールで全ての情報が入っているページのことです。少し思い出してみれば思い当たるページがいくつもあるはずです。それくらいLPは我々の生活にとって身近な存在となってきました。
ではなぜ、そこまでLPが身近な存在となってきたのでしょうか。LPのメリットデメリットの前に、その背景から説明していきます。
最も大きなスマホの登場です。
今までインターネット上での情報収集や閲覧は基本はPCで行っていたため、画面が遷移するページでも特にストレスはなかったわけです。むしろトップページに自分が知りたい情報へ遷移するボタンがあった方が素早く情報にアクセスできて便利でもありました。
ただ、スマホで人々が情報収集するようになると、ページ遷移の多いサイトは非常にストレスがかかるようになりました。スクロールになれた人々がわざわざ自分の知りたい情報のページをクリックすることもストレスですし、小さい画面の中からその情報を探すこともストレスです。
人はそのサイトを見て数秒で離脱するかどうかを決めると言われていますが、スマホネイティブになった我々は、クリック沢山しないといけないサイトに非常にストレスを感じるようになり、すぐに離脱してしまうようになりました。その結果、LP型のサイトが非常に増えているというわけですね。
この背景はなんとなくイメージできるのではないでしょうか。ためにスマホで情報収集しているときにPC推奨のやたらページ遷移しないと情報見れないサイトに当たった時に、なんか見づらいなと思ってすぐに離脱していないでしょうか。
もちろんこれ以外にもLP自体にメリットがあり普及した側面もありますが、決定的なシフトチェンジの要因はスマホの普及にあると言われています。
LPのメリット・デメリット
では、ここからはそんなLPのメリットとデメリットについて解説していきます。繰り返しになりますが、ここでいうLPとは縦型スクロールでの商品説明ページです。
まずはメリットからです。大きく3つあげさせていただきます。
・ページ移動による離脱が少ない。
・消費者が知りたい情報が一枚にまとめられている。
・こちらの考えた順番で情報を読んでもらえる。
1と2は少し近いですね。LPに関わらずですが、ページ遷移する際(クリック時)はインターネットの世界では非常に大きな離脱ポイントとなるんですね。自分の生活を考えてみてもそうですよね。いきなり画面遷移したらびっくりして閉じちゃったり、開くのが遅いと閉じてしまうことが多々あります。
LPはそういったページ遷移が一つもないので、大きな離脱ポイントを作ることがありません。また、そのLP上に消費者が知りたい情報がまとまっているので、きちんと自社商品の情報を消費者に届けることができます。
そして、3つ目。これも実は非常に大きなメリットです。LPは縦型で次々と情報を見せていくので、一番伝わりやすい順番で情報を伝えることができます。人は情報をストーリーで理解することが多いので、その順番が違うだけでしっかりと理解できなかったります。それをLPだと防ぐことができます。
以上が大きなLPのメリットです。続いてデメリットにいきます。
・直帰率が高い。
・自由にデザインもできる分、作成に時間とコストがかかる。
・SEOが弱くなりがち。
これまた3つあげさせていただきました。そしてこれは本人の工夫次第で切り抜けられる部分でもありますが、LPのデメリットとしてあげられることも多いので、一応解説させていただきます。
まずは”直帰率”の高さです。直帰率とはwebマーケティングの用語なのですが、読んで字の如く、自社サイトに来て他のページを見ずに帰ってしまう割合のことです。例えば、自社サイト内にページがいくつも存在していれば、一度来たユーザーが他のページを何個か見てくれるかもしれません。ただ、LPはその性質上、一枚に全てがまとまっているので必然的に直帰率が高くなります。
そして、2つ目。LPは情報の順番やデザインが比較的自由に作成できるので、作成が大変な部分があります。ただ、これも最近ではwixやSTUDIOなどノーコードで作成できるツールが生まれてきているので、確かに時間はかかりますが、昔ほどの時間とお金はかからずに作れるようになってきています。
最後ですが、LPはSEOがあまり強くないと言われています。具体的なSEOのアルゴリズムは明かされていませんが、サイト内に遷移があったり、直帰率が低かったり、そういったサイトがSEO上位に表示されることが多いので、必然的にLPはSEOが下がります。
とはいえ、1,2,3つとデメリットという形であげさせていただきましたが、これはいわばLPをどのように活用するのかに寄ります。LPは最初からSEOを狙っていないことも多いですし、直帰率が高くて当たり前のページ構成なので気にしない方も多いです。
なので、例えば情報発信や自社メディアで行って、商品の説明をLPで行うなど、組み合わせて活用したり、自社の戦略に合わせて、LPの特性に合わせて使い分けることが求められます。
まとめ
最後にまとめです。
・LPとは「Landing Page」の略語であり、LP(エルピー)と呼ばれる。
・自社HPやメディアにおいて、Landing=着地の意味のため、顧客が一番最初に着地(訪問)するページのことをLPと呼びます。ただ、最近では「LP=縦スクロールでの商品説明ページ」という認識で使われることが多い。
・スマホの普及によって、LPの存在が台頭してきた。
・メリットデメリットは存在するので、その特性に合わせて利用していくことが大切。
以上、LPについてでした。実際にどのようにLPを構成すればいいのか、その構成要素や作り方に関してはまた別の記事にて解説していこうと思います!この記事が何かの参考なれば幸いです。
三井 滉平氏
26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役