U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。
【最新ワードを先取り】Move to Earnとは?
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【最新ワードを先取り】Move to Earnとは?
新企画「最新ワードを先取り」記事です。この企画ではここ最近話題になり始めた単語に対して、いち早く解説していくことで、ニュースや全体像が理解できるようにしていきます。
本日は「Move to Earn」について、です。
先々月頃から(2022年3月)急に話題となり始めたこちらの単語について解説していきます。
Move to Earnとは?
「Move to Earn」とは、Move(移動)とEarn(稼ぐ)の文字通り「動いて稼ぐ」というコンセプトをもとにした仕組みのことです。略して「M2E」とも呼ばれます。
以前から仮想通貨を活用したゲームにおいて、Play to Earn(P2E)と呼ばれるゲームで稼ぐことができる市場が存在していました。
その”移動”版がMove to Earnです。
すでに非常に多くのサービスがローンチされていますが、その多くはスマホでの歩数を計測することによって、報酬が発生するモデルです。サービスの独自トークンを報酬として貰い、それを取引所で日本円に換金することができるので、移動で稼げるという仕組みです。
そして、このMove to Earnの火付け役ともなり、一躍その存在を世の中に知らしめたサービスこそが「STEPN(ステップン)」です。
昨年12月に始動したこのゲームは日本やアメリカ、フランス、英国などを中心に人気を博し、初期投資におよそ10万円~かかるにも関わらず月間230万人のアクティブユーザーを獲得しています。日本人のユーザーも非常に多く、今年3月にはテレビ番組にもその存在が取り上げられ、Twitterのトレンドにも入りました。
著名なVCも数多く出資しており、その評価額は10億ドルに及びます。日本でもゲームを中心にエンターテインメント事業を展開するアカツキが設立したWeb3特化型VC「Emoote」が出資をしており、ここから益々躍進していくことが見込まれています。
Move to Earnの仕組み
不思議なのは、STEPN含めてMove to Earnは、なぜ稼げるの?という所だと思いますが、ここを完全に理解することは少し難しいです。というのも、Web3の思想に加えて、NFTやトークンに対しての前提知識がないと理解できないからです。
少しだけ説明しますが、ここではなんとなくの理解で大丈夫です。そして、興味がある人やぜひ深くまで調べてみてください。また、初期費用なしで始められるサービスもあるので、それを実際にプレイしてみてもいいかもしれません。
例えば、STEPNの場合はサービス利用において、初期投資がかかります。STEPNが出しているNFTスニーカーを購入し、そのNFTスニーカーを所持している状態で歩くことで報酬が発生する形です。
STEPN運営の売上はこのNFTスニーカーの売買と、その他サイト内通貨の売買などです。この売上からユーザーに少しずつ報酬を発生させているわけですね。
▼詳しい説明は下記のリンクをご覧ください。
とはいえ、”最初に初期費用としてお金を集めて、ユーザーに分配してるだけじゃね?”というような批判の声も多いことも事実で、報酬として発生する独自通貨の値段もかなり変動してしまうので、まだまだ発展途上のサービスと言えます。
ただ、STEPNをはじめとしたMove to Earnのサービスは、あくまで運動習慣を手に入れることを目的としたサービスで、お金が稼げるは結果としてお小遣いが貰える程度という認識でサービスを使って欲しいと運営側はアナウンスしていることが多いです。
さらに、Move to Earnだけでなく、Sleep to Earn(寝るだけで稼ぐ)やEat to Earn(食べて稼ぐ)など、○○ to Earn市場は非常に盛り上がっており、さらに多様なサービスが誕生することが見込まれています。~数万円かかるはずです。
まとめ
最後にまとめです。
・「Move to Earn」とは、Move(移動)とEarn(稼ぐ)の文字通り「動いて稼ぐ」というコンセプトをもとにした仕組みのこと。M2Eとも略される。
・移動することでお金が稼げる。
・火付け役のSTEPNはすでに世界で200万人以上のアクティブユーザーを獲得し、10億ドルの評価を受けている。
・その仕組みを完全に理解することは難しいので、少しずつ理解する。
今はまだ情報通の人たちが使っている程度ですが、これからブロックチェーンの時代がはじまってくると、Move to Earn然り、○○toEarnのサービスが当たり前のように使われるようになってくるかもしれません。
ぜひこの機会にどのサービスでもいいので使ってみてください!!
三井 滉平氏
26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役