【3分でわかる起業の基礎】ロジカルシンキング

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【3分でわかる起業の基礎】ロジカルシンキング
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【3分でわかる起業の基礎】ロジカルシンキング

3分でわかる起業の基礎シリーズ。

本日は「ロジカルシンキング」について、です。

この記事では、ロジカルシンキングの定義や習得方法などを説明していきます。

ロジカルシンキングとは?

かなり有名な単語なので、おそらくその定義や意味合いは聞いたことがある人がほとんどだと思います。起業でも就職でも、仕事をしていく中で必ずこのロジカルシンキングを学ぶ必要がありますし、この観点でフィードバックされた経験がある人も多いのではないでしょうか。

また、重要性はわかっているけど、ロジカルシンキングがあまり得意ではなくて、ちゃんと習得したい、、と思う方も多いでしょう。

この記事ではロジカルシンキングの全体像の理解と、向上させていくには何をすればいいのかについても解説していきます。

まずは全体像の理解からです。

ロジカルシンキングとは「物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法」を指します。日本語では「論理的思考法」とも言います。

簡単に言えば「私はAという意見を持っています。なぜならBとCという根拠があるからです。」というような話し方や論理構成をロジカルシンキングと呼びます。

ポイントは”結論(意見)と根拠に分けること”、そして”その繋がりを整理すること”、の2点です。

そして、このロジカルシンキングにおける最も基礎的な考え方が2つあります。

1. MECE(モレなくダブりなく)

考えを網羅的に行うために、全ての選択肢において思考を巡らせる必要があります。

2. So What?(つまり?)とWhy So?(なぜ?)

物事を関連づけるための思考法が必要となります。

つまり、網羅性と関連性の2つこそがロジカルシンキングの基本です。MECE(ミーシーと読みます)で網羅性を考えて、So whatやWhy Soでその事象を深堀、関連性を考えていくことで思考が深まり、整理させていきます。

具体的に言えば、

・私はAという意見を持っています(結論)

・他にもB、C、D、Eという意見を持つ人もいるかもしれませんが(網羅性)

・それはX、Y、Zの観点から違うと思います(根拠、関連性)

・なので、私はAが正しいと思います。

という論理構成のイメージですね。

ロジカルシンキングを身につけるには?

なんとなく、ロジカルシンキングに対しての理解が深まったところで、ここからはその習得方法や向上方法について解説していきます。きっと多くの人が悩んでいることだと思います。

ただ、ロジカルシンキングは一朝一夕で身につくものではありませんし、人によって合う合わないの習得方法があると思います。なので、ここでは自分の経験も含めていくつか紹介させていただきますので、その中で一つでも実践できそうなものがあれば、活用してもらえればと思います。

・ロジカルな人と仕事をする(フィードバックを貰い続ける)

とても大変ですが、手っ取り早い方法がこちらです。ロジカルシンキングを身につけるということは自分の無意識に行っている思考の癖を変えるということなので、ひたすらフィードバックされまくることで徐々に直すことができます。野球の素振りのフォームを直すイメージです。自分ではどんなフォームなのかを確認することが難しいため、ひたすら修正されることでよくなっていきます。

・文章で説明する癖をつける、練習する

自分で出来る方法としてかなりおすすめなのがこちらです。ロジカルシンキングを身につけるには文章を書きまくると良いです。ブログでも良いですが、例えば新製品の企画書や新しいマーケティングプランの説明など、誰かに何かを説明する文章を作成することを繰り返すとロジカルシンキングが向上していきます。意外に、文章だけで人に何かを伝えることはかなり難しいです。順番や網羅性や関連性が整っていないと読み手が理解できません。なので、ひたすら文章を書き続けることで論理的に考える癖がついていきます。

・話す順番を固定する

少し難しく聞こえるかもしれませんが、これもおすすめです。僕も実践していました。要は「私はAだと思います。その理由はXとYです。」という順番で話すことだけを意識するわけです。そうすると、話し始めた後に、「あれ?根拠ないぞ?」と気づくようになるので、次からは意見に根拠を探すようになります。アウトプット(話し方)を固定するとインプットの仕方が変わっていくので、話す順番や話し方を固定する方法は結構おすすめです。自分の身の回りにいるロジカルシンキングが強い人の話し方や構成を全て真似して同じように話してみると、徐々にロジカルになっていきます。

・フレームワークを活用する

話す順番を固定するにも少し近いですが、フレームワークの活用もおすすめです。マーケティングプランを考えるときにMECEになるように4Pを活用してみたり、穴埋めをしていくだけでロジカルに考えられるフレームワークが世の中には存在しているので、それを活用します。

以上、ここでは4つを紹介させていただきました。この中の一つでも良いので、何かの参考になるものがあれば嬉しいです!

まとめ

では、最後にまとめです。

上でも書いた通り、ロジカルシンキングは一朝一夕では身につきません。しかし、一度身につけると全ての仕事において応用が聞く能力となります。なので、身につけるのは大変ですが、ぜひ少しずつでも良いので身につくような行動を実践してもらえればと思います。そして、この記事がその一歩目になっていれば幸いです!

三井 滉平氏

27歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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