【3分でわかる起業の基礎】マーケティング

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【3分でわかる起業の基礎】マーケティング
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【3分でわかる起業の基礎】マーケティング

3分でわかる起業の基礎シリーズ。

本日は「マーケティング」について、です。

この記事では、マーケティングの定義や実践方法などを説明していきます。

マーケティングとは?

非常によく聞く単語ですが、その定義は?と聞かれると意外に答えに詰まってしまう人も多いかもしれません。また、非常によく聞く単語(多くの場面で使われる単語)であるが故に、人によって微妙に定義が異なる単語でもあります。

この記事では、マーケティングの世界的な権威であるフィリップ・コトラーさんの定義を紹介させていただきます。

マーケティングを一言で説明すると「売れる仕組みを作ること」です。

消費者が自社商品やサービスを認知し、購買意欲が高まり、購入する。この一連のプロセスを作り上げることをマーケティングと呼びます。

よく市場調査のことをマーケティングと呼んだり、広告を出すことをマーケティングと呼んだりしますが、それはマーケティングのプロセスの一部であり、マーケティングの根本の目的は「売れる仕組みを作ること」にあります。

マーケティングを理解するには、この”売れる仕組み”という観点が非常に重要です。というのも、単純に”売る”ではないんです。”売れる仕組み”です。

ここをしっかりと理解するには、どちらも売る行為である”セールス(営業)”と”マーケティング”の違いを理解する必要があります。

結論から言えば、セールスは買ってと言うことで、マーケティングは買いたいと言わせること、です。

わかるような、わからないような、、?と言う方も多いと思うので、もう少し深ぼって説明します。

セールスとマーケティングの違いとは?

先ほど、セールスは買ってと言うことで、マーケティングや買いたいと言わせること、と言う違いがあると書きました。

例えば、スタバやマックを思い出してみましょう。スタバやマックの店員さんからセールスされたことはありますか?

セールスというのは、あなたが街中を歩いていた時に話しかけられたり、自宅にいるときにピンポンなって店員さんが来たり、そういった経験です。相手から話しかけられて、買ってくださいとお願いされることがセールスです。

ないですよね。

スタバにしてもマックにしても、買いたいときはこちらから行きます。そしてレジの店員さんに対して、これください!と伝え、購入します。実はこの状況こそがマーケティングができている状態で、買いたいと言わせている状態になります。

少しややこしいかもしれませんが、起点がどこにあるかという話です。相手から売り込みに来た場合はセールスで、自分から買いに行く場合がマーケティングです。

もしドラでも有名な経営学者のピーター・ドラッカーは「マーケティングの目的は、セールスを不要にすることだ」と言っています。

つまり、マーケティングが完了した状態というのは、わざわざ自分からセールスをかけなくてもお客さんの方から買いに来てくれる状態ということです。なので、マーケティングの定義は「売れる仕組みを作ること」なんですね。

言葉にすると単純ですが、これは非常に難しいことです。仮にあなたが飲食店を開業して、レジに立ってるだけでお客さんがやってくる状態だったら、めちゃくちゃありがたいですよね。ただ実際にはその状態を作り出すことがとても難しいわけです。だから多くの飲食店は潰れてしまうんですね。

ただ、難しいことはわかっていますが、マーケティングはその状態を目指す学問であり知識です。単純に広告を出して一時的にお客さんを呼び込むとか、そういう話ではなく、仕組みまで作るにはどうすればいいのか?という問いに立ち向かっていきます。

こういった背景知識を踏まえた上で、初めてマーケティングを実行していくことができます。具体的な行動例や実施方法は別記事にてまた解説させていただきます。ここでは簡単に使われる単語であるマーケティングの意外に深い定義についての解説をさせていただきました。

▼より深いマーケティングに対しての理解はこちらをぜひご覧ください。現在のマーケティングとこれまでの変遷が理解できます。

コトラーの本

まとめ

では、最後にまとめです。

以上、マーケティングの定義についての解説でした。よく使うマーケティングという言葉を深く知るきっかけとなれば幸いです。

三井 滉平氏

27歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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