【今更聞けない用語を解説】Y Combinator

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【今更聞けない用語を解説】Y Combinator
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【今更聞けない用語を解説】Y Combinator

今更聞けない用語解説シリーズ。

本日は「Y Combinator」について、です。

日本でもスタートアップ界隈では非常に有名となったこちらの単語ですが、その意味と凄さについて改めて解説します。

Y Combinatorとは?

Y Combinator(ワイ コンビネイター)とは、シリコンバレーに存在するアクセラレータープログラムです。

アクセラレータープログラムとは、主に創業期のスタートアップに対して、資金・ノウハウ・環境的な支援を行うことで、スタートアップを加速させることを目的としたプログラムです。日本でも非常に多くのアクセラレータープログラムが存在しており、創業期のスタートアップが活用しています。

この「Y Combinator」のそういったスタートアップの加速を目的としたアクセラレータープログラムの一つですが、その輩出企業の豪華さから、世界中からスタートアップが集結し、世界で最も有名なアクセラレータープログラムと言われています。

Y Combinator

出資機能を持ったアクセラレータープログラムで、カリフォルニア州のマウンテンビューにオフィスを構えています。世界で初めてASPサービスを作ったことで知られる”ポールグレアム”などにより2005年に設立されました。

スタートアップ企業に対し小額(2万ドル前後)を投資し、3ヶ月のスクールを通じて集中的に指導し、ほかのベンチャーキャピラタルから投資を受けられる状態まで育てることが特徴です。

年に2回の選考では世界中の起業家からの応募が殺到します。

例えば、

・ Airbnb

・ Dropbox

・ Stripe

・ DOORDASH

etc…

世界有数のユニコーン企業を多数生み出し続けています。

Y Combinatorの教え

そんな世界中の起業家が目標とするY Combinatorですが、その教えは世界中の起業家にとっての指針ともなっています。

ここで、そのいくつかを紹介します。

1.ピッチ資料のテンプレート

創業期におけるピッチ資料のテンプレートを提唱しています。

課題、解決策、市場規模、トラクション、ユニークな洞察、ビジネスモデル、チームの7つの項目でピッチ資料を作るべきと提唱しており、世界中の起業家の参考になっています。

3 分ピッチテンプレート

2.少数のユーザーが本当にあなたを愛してくれるものを作ったほうが最初はいい。

1万人が普通だと思うものじゃなくて、100人の熱狂的なユーザーを作ることに注力すべきという教えです。まずはグロースしないことに注力し、熱狂的なユーザーがつくように改善を繰り返します。

3.人々が求めるものを作れ

起業は課題解決なので、真理なのですが、多くの起業家は自分が臨ものを作り、需要の確認を怠ります。人々が求めるものを作ることが起業です。

4.未来に生き、欠けているものを作れ

今の世の中にiPhoneは当たり前に存在しています。AirbnbもUberもです。イノベーションは未来の当たり前を作る行為です。自分で未来を想像し、その未来と今の差分となるものを作ることでイノベーションとなるのです。

これ以外にも非常に多くの言葉を残しています。YCだけでなく、その創業者ポールグレアムの言葉として起業家の中で語りつがえています。その名言集がまとめられているサイトをいくつか紹介します。ぜひ中を見てみてください。起業家にとって励みになること、耳が痛いことが多数書かれています。

  
Y Combinator 創業者 Paul Graham からのスタートアップへのアドバイス
  
ポール・グレアムの名言
  
ポール・グレアムのスタートアップ名言集

まとめ

最後にまとめです。

以上、Y Combinatorに関してでした。その実態や内情に関してはこちらの本で詳しく解説されているので、ぜひ興味を持った方は読んでみてください!

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三井 滉平氏

27歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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