2021.07.19 スタハ空き家対策イベント

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2021.8.3


6月、7月に3回シリーズで開催した「空き家を活用してビジネスを始めよう!~多摩の空き家課題を一緒に解決!~」のイベントレポートをお届けします。
6月29日(火)と7月10日(土)では冒頭、立川市の社会福祉協議会の川村氏より事業紹介と立川市の空き家課題についてお話頂き、多摩地域で空き家のマッチング事業を展開する『株式会社こたつ生活介護』の松田氏、高木氏が実際の空き家モデルを紹介していただき、後半は参加者が空き家ビジネスの活用について一緒に考えるワークショップを行いました。

そして7月19日(月)にはワークショップイベントに参加者が、空き家を活用したビジネスプランを発表、プレゼン後にはオンライン交流会を行い、親睦を深めました。
今後は実際に空き家オーナーとのマッチングを進めて行く予定です。
多摩における深刻化する空き家問題の提言と実在する空き家物件の紹介、更にビジネスプランを持った方々と空き家オーナーのマッチングを行う多摩の空き家対策イベント、見逃した方はこちらをご覧ください。


高木駿 氏

高木 駿 氏
(株式会社こたつ生活介護『活き家』担当、地域コミュニティ助産院こもれび家共同代表、男性の家事育児サポート主夫ラボ代表、FP技能士2級)

主夫として昭島・立川を中心に様々なセミナーに登壇。イベント等も多数企画・開催。
助産師の妻と2児の育児に奮闘しながら2020年9月、昭島市に産前産後ケアに特化した地域コミュニティ助産院を開設。
複数新聞社やメディアにも取り上げられ、クラウドファンディングでは200万円の目標を達成。多摩地域で注目を集めている。

松田朗 氏

松田 朗 氏
(こたつ生活介護『高齢者住まい相談室こたつ』・『活き家』室長、宅地建物取引士 )

立川・昭島を中心に建設不動産業に約20年従事。
2017年4月より介護事業を運営する(株)こたつ生活介護にて、在宅介護が難しくなった方の高齢者施設入居支援事業(介護保険外の新規事業)『高齢者住まい相談室こたつ』を立ち上げ室長に就任。行政・社協・地域包括・ケアマネ等と連携した居住支援に携わり、2018年6月、東京都より居住支援法人の指定を受け、同年10月に宅建業免許を取得。『社会福祉不動産業』として地域に根差し活動中。

協力:立川市社会福祉協議会

身近な場所でふらっと立ちよれる多機能拠点(交流・相談・活動の場等)「地域福祉アンテナショップ(仮)」の設置を推進中。
拠点としての活用という点で、空き屋対策の側面もあることから、協力して取組みます。

そもそもなぜ空き家が社会問題になるのか

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空き家は古くなればなるほど所有者が不明で手が出せない事が多い。
ご本人やご家族とも連絡がつかずに倒壊の危険や不審者の侵入・放火・害虫・ゴミなどの不法投棄などの地域の問題も山積している。
①地縁、血縁の希薄化による孤立
②収入減少や、高齢になり、建物の維持管理が困難。
③高齢者施設等に入居後は、所有者の想いとは関係なく自宅を処分又は、放置されてしまう。
などが主な要因

『活き家』事業の仕組み紹介

イベント写真2


高齢者や貧困世帯、外国人や育児世帯等、自分で住まいを探すことが難しい方々の『住まい』のサポートをしていた
株式会社『こたつ生活介護』の松田氏・高木氏が空き家所有者と空き家活用者との想いを繋げるためにマッチング事業の『活き家』事業をスタート。
相談センターを立ち上げ、空き家として登録をし、『活き家』見学会や劣化診断(ホームインスペクション)
などのサポート業務とマッチング業務を行っています。
また実際に高木氏はご夫婦で事業をされている助産院『こもれび家』も空き家を活用して開業されました。
その他私設図書館計画、母子のコミュニティ施設、パン教室、仕事付シェアハウス、美容サロン、ベビーシッター、
ベビーシッター、育児中の女性の雇用創出の場など色々なアイデアの相談に乗っています。

空き家活用ワークショップ

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A・B二つの物件をセミナー内で紹介し、それぞれの立地条件・特性など説明
参加者の方は事業計画整理シートを活用し、事業のアイデア整理を行いました。
【事業整理シート】項目
商品・サービス(何を提供するか)
・顧客イメージ(誰に提供するか)
・販売方法(どのように提供するか)
販売場所(どこで提供するか) いつから始めますか なぜその事業を行うのですか(事業への想い)

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ビジネスアイデア発表会

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事前に事業プランを7名から頂き、そのうち5名がご自身で考えた空き家ビジネスプランを発表しました。
登壇者・参加者からフィードバックをいただき、活発な意見交換がありました。
今後は継続サポートを行って行きます

参加者のアンケート

「空き家問題はよく報道などで取り上げられていたので素晴らしい取り組みだなぁと感じました。」
「空き家対策の大切さはよくわかりました。」

今後について

東京都空き家コーディネーターである株式会社こたつ生活介護様とスタハ(コンシェルジュ)で事業プランをブラッシュアップして、事業化に導いてまいります。
空き家対策イベントを今後(秋~冬)も定期開催予定です。
興味がある方、是非ご参加をお待ちしています。

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