2025.03.06 「私○○で起業しました」を開催しました

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2024年12月、Startup Hub Tokyo TAMAでは「2024年、私○○で起業しました」と題したイベントを開催しました。
本イベントは、本施設の利用者のなかで「その年に起業・開業した方」を祝福するもの。年に一度開催しており、2024年は9名の起業家が参加しました。
今回は本イベントの様子を、ハイライト形式でレポートしていきます。

当日の会場の様子

当日の会場の様子

9名の発表・報告──なぜ彼らは起業したのか?

イベントの前半は9名の起業家による発表会の時間。なぜ起業したのか、どのようなビジネスをしているのか、Startup Hub Tokyo TAMAのどのように活用したのかについて、それぞれがお話ししました。

司会の吉松が参加者から大きな拍手で迎えられ、あたたかい雰囲気でスタート

司会の吉松が参加者から大きな拍手で迎えられ、あたたかい雰囲気でスタート

観覧者を募集し、当日は30名ほどが集まりました

観覧者を募集し、当日は30名ほどが集まりました

これまでの営業や人事のキャリアから、ベンチャー企業の経営・採用支援を行う会社を立ち上げた山口 洋平さんは、Startup Hub Tokyo TAMAに通いながら、自分自身や事業と向き合う時間をつくっていたと言います。

東京全体、隣接する神奈川、埼玉、千葉、山梨で暮らす約3900万人という大規模な市場を狙ってビジネスができます。また東京は海外ともつながりが深い。小さなビジネスでも拡大し、発展する可能性がある贅沢な地域なんです。

「僕自身は、コンシェルジュの相談を活用したり、起業を目指す同年代の方々が集まるイベントに参加したりしていました。誰かと話すことによって、自分のプロダクトの価値を改めて考えることができ、また同世代の起業を目指す方々から日々刺激を受けていました。多くのコンテンツ、あたたかい講師、刺激をくれるメンバーがいる環境があったからこそ、起業することができました」

発表する山口 洋平さん

発表する山口 洋平さん

宿泊事業向けの集客支援サービスで起業した峯 朝香さんは、もともとは個人事業主として活動していました。そんななか一人でできることへの限界を感じ、法人化することを決意したんだそう。

「ちょうどつまずいているタイミングでStartup Hub Tokyo TAMAに通い始め、コンシェルジュ相談を利用しました。その際には『まずは自分ができる小さいことから始めてみたらいいよ』とやさしく声をかけていただき、背中を押してもらったことはとても印象深いです」



発表する峯 朝香さん

発表する峯 朝香さん

他にも、ファッションスタイリスト、小学生向けの英会話教室、住まい・インテリアのコンサルティング事業など、十人十色の起業家の皆さんが集まり、起業ストーリーをそれぞれお話しいただきました。

発表後には、Startup Hub Tokyo TAMA の館長・神田より9名それぞれに感謝状を授与しました。

左・起業家の國井 有生佑さん 右・表彰状を読み上げる館長の神田

左・起業家の國井 有生佑さん 右・表彰状を読み上げる館長の神田

賞状を受け取り嬉しそうな冨名腰 恭子さんと館長の神田

賞状を受け取り嬉しそうな冨名腰 恭子さんと館長の神田

スタートを切った“起業家の背中”を押す施設に

イベントの中盤、ここでStartup Hub Tokyo TAMAから9名の起業家にサプライズ。これまでお世話になったコンシェルジュ、切磋琢磨したメンバーからお祝いのメッセージをお贈りしました。

お祝いのメッセージを贈る松井コンシェルジュ

お祝いのメッセージを贈る松井コンシェルジュ

予想していなかったサプライズに驚きながらも、「これからも応援しています」「頑張ってください」というメッセージに、9名全員が満面の笑みに。お世話になった方々からの激励の言葉は、彼らにとって今後の励みになったのではないでしょうか。

イベント後半は、観覧者を含めたイベント参加者全員で交流会を開催しました。

ケータリングには、TOKYO創業ステーションTAMAを利用し、開業した小倉 優太さんが経営するパティスリー「Patisserie YUTA ogura vision Y」をご招待し、ケーキや洋菓子を準備していただきました。

交流会の会場の様子

交流会の会場の様子

利用者の小倉 優太さんが経営するパティスリー「Patisserie YUTA ogura vision Y」

利用者の小倉 優太さんが経営するパティスリー「Patisserie YUTA ogura vision Y」

利用者の小倉 優太さんが経営するパティスリー「Patisserie YUTA ogura vision Y」

利用者の小倉 優太さんが経営するパティスリー「Patisserie YUTA ogura vision Y」

観覧者のなかには起業を目指している方も多く、最後にStartup Hub Tokyo TAMA館長の神田からお祝いの祝辞が述べられました。

祝辞を述べる館長の神田

祝辞を述べる館長の神田

「Startup Hub Tokyo TAMAにはたくさんのメンバーさんがいます。ただそのなかで全ての方が起業までたどり着くわけではありません。今日の9名の発表などを見て、みなさんに共通することが3つあると感じました。1つ目は『とりあえずやってみようの精神』があること。2つ目は『いい仲間やパートナーがいること』。3つ目は『いつも楽しそうにしている』ことだと感じました。これらの要素を持っていることは皆さんの強みです。本当におめでとうございます」

また「起業はゴールではなく、スタート。何か困ったことがあったら、これからもぜひいつでも来てください」という言葉を贈り、イベントを終了しました。

まとめ

イベント終了後は、参加者から以下のような声をいただきました。

「起業された方の話を聞いて、刺激を受けました。2度目創業も視野にがんばります」
「色々な方々と知り合え、視野が広がりました。起業する決断ができました」
「参加者同士で話をして、新しい気づきを得られたのが良かったです」

起業家自身の熱い想いが、他の起業家や観覧者にも伝わり、多くの参加者にとってお互いに刺激を与える時間になったようです。

起業家9名と運営スタッフとともに。みんなで恒例の「スタハTAMA」ポーズ!

起業家9名と運営スタッフとともに。みんなで恒例の「スタハTAMA」ポーズ!

今後もTOKYO創業ステーションTAMAは、「起業を、もっと身近に」という想いで、多摩地域の起業を盛り上げるサポートをしていきます。Startup Hub Tokyo TAMA では、2025年に生まれる起業家を楽しみにしています。

Photo by「○○で起業しました」起業家の1人 冨名腰 恭子さん

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