Startup Hub Tokyo TAMA起業家インタビュー
みなさんこんにちは!Startup Hub Tokyo TAMAの広報です。
今回は、TOKYO創業ステーション利用者でもある株式会社パスサポート代表の松下 純さんに起業までの道のりについて、インタビューを行いました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. 起業をすると決めた理由
- 2. なぜこの事業で起業したいと思ったのか?
- 3. 事業のこだわりポイントを教えてください
- 4. 起業してまず何から始めましたか?
- 5. 起業して大変だった事
- 6. 現在挑戦している事
- 7. どのように『TOKYO創業ステーション』を利用しましたか?
起業をすると決めた理由を教えてください
ホテルパティシエとしての経験と、厨房機器メーカーでのコンサル業務を通じ、多くの製菓現場の課題を目の当たりにしてきました。
製造効率や技術の伝承、機器導入の最適化など、多くの事業者が悩んでいることに気づき、これらの問題を解決するサポートができればと考えました。
また、日本の高い製菓技術を海外に広めたいという想いもあり、特に成長市場である東南アジアでの事業展開を見据えて起業しました。
なぜこの事業で起業したいと思ったのか?
スイーツ業界に30年以上携わる中で、多くの現場で製造効率や技術継承の課題を感じてきました。
また、日本のスイーツ技術は世界的に高く評価されており、これを海外にも広めることで新たな市場を創出できると考えました。特に東南アジアはスイーツ文化が発展途上であり、日本の技術やノウハウを取り入れることで、現地の市場成長にも貢献できると確信し、この事業での起業を決意しました。
事業のこだわりポイントを教えてください
現場主義を徹底し、実際の製造ラインや厨房環境に合わせた実践的なサポートを行うことにこだわっています。また、単なる技術提供だけでなく、製造効率の向上、原材料の選定、機器導入の最適化までトータルでサポートすることを強みとしています。
特に海外市場においては、日本の技術をそのまま持ち込むのではなく、現地の文化や需要に合わせたアレンジを加えることを意識しています。
起業してまず何から始めましたか?最初の一歩目を教えてください
まずは、これまでの人脈を活かして既存の取引先や関係者に起業の報告をしました。
その後、具体的な案件獲得に向けて、企業への提案資料を作成し、コンサルティングの枠組みを整えました。
また、国内と海外特にアジアの展示会やイベントに積極的に参加し、ネットワークを広げることに注力しました。特に、業界関係者との関係構築が重要であり、これを通じて初めての案件を獲得しました。
起業して大変だった事を教えてください
起業当初は集客や認知度向上に苦戦しました。
実績があっても、新規クライアントを獲得するためのネットワーク作りやマーケティングに多くの時間を費やしました。
また、海外展開を視野に入れているため、アジア市場の文化や商習慣を理解し、現地パートナーを見つけることも課題でした。資金繰りの面でも、最初の案件獲得までの期間を乗り越えることが大変でした。
現在挑戦している事を教えてください
現在、東南アジア、特にベトナム市場での展開を進めています。日本の高品質なスイーツ技術を広めるため、現地のパティシエや企業と連携し、メニュー開発や製造指導を行っています。
また、現地の商習慣やマーケットの特性を理解しながら、日本の厨房機器メーカーとの協業も模索しています。これにより、単なる技術提供だけでなく、人と人が繋がり、助け合いのトータルサポートとしての価値を提供したいと考えています。
どのようにTOKYO創業ステーションを利用しましたか?
TOKYO創業ステーションでは、起業に関する情報収集やビジネスプランのブラッシュアップに活用しました。
専門家による相談を受けることで、自身の事業モデルの整理ができ、より具体的なアクションプランを策定することができました。
さらに、交流イベントにも参加し、同じく起業を目指す方々との情報交換を行い、モチベーションの維持にも役立ちました。
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