Startup Hub Tokyo TAMA起業家インタビュー
みなさんこんにちは!Startup Hub Tokyo TAMAの広報です。
今回は、TOKYO創業ステーション利用者でもある國井経営コンサルティング事務所代表の國井 有生佑さんに起業までの道のりについて、インタビューを行いました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. 起業をすると決めた理由
- 2. なぜこの事業で起業したいと思ったのか?
- 3. 事業のこだわりポイントを教えてください
- 4. 起業してまず何から始めましたか?
- 5. 起業して大変だった事
- 6. 現在挑戦している事
- 7. どのように『TOKYO創業ステーション』を利用しましたか?
起業をすると決めた理由を教えてください
経営支援に専念したいと考えたからです。
前職は公的機関の経営指導員として、中小企業の皆様の経営相談や施策の活用など行ってきました。その中で数多くの事業者の方と経営に関わるお話をさせていただきました。
もちろん一定の支援力を身に着けることは大前提でしたが、事業者の方とご商売の今後をどうするか一緒にディスカッションしている時間が最高に楽しく、この仕事なら一生幸せに続けていけるだろうと確信したことが独立開業を決心した理由です。
なぜこの事業で起業したいと思ったのか?
前職で「お客様とご商売についてディスカッションしている時間が最高に楽しかったから、ずっとこれをしていたい!」と思ったこと、これにつきます。
もちろん、業界調査や経営理論・事例研究、資料作成など、お客様との対話だけではない業務もあります。そこも含めて楽しいと思えたからこそ、この仕事で起業したらきっと幸せになれると思いました。
実家が呉服屋だったこともあり、中小企業支援と親和性が高かったことも、実は一つの理由かもしれません。
事業のこだわりポイントを教えてください
管理会計やクリエイティブ作成支援などのワンストップ性の他、ここではやや言いづらいですが・・・。創業支援を得意としております。
診断士として経営戦略などに加え、前職の経験から経理や税務、労務、融資、その他一般的になじみはないが、開業したら即求められることを一通りご支援できること、またFPとして、社長の個人的FPも含めて検討できることなど、これらを実務の視点含め広くお話できるからです。
近くの公的機関では創業相談要員としてよく起用いただいております。
起業してまず何から始めましたか?最初の一歩目を教えてください
自分の個人資産BSの作成と、経理周りのインフラをしっかり整えました。
個人資産状況に撤退ラインを定めていたことや、自戒のために(一言でいえば“無駄遣いしない”)作成しました。
加えて、診断士業として実際にかかる費用構造などを把握するため、自分の事業に対してはかなりしっかりと帳簿作成を行うと決めていました。もっとも前職ではお客様の経理指導もお仕事の一部だったので、それに恥じない会計ソフトの導入や帳票整理の仕方を定め、万全を期しました。
起業して大変だった事を教えてください
自分ができる支援の棚卸作業です。
私たちのご提供するものの多くは目に見えないものとなります。また近年中小企業診断士の数も増えており、さらに今31歳の私は独立する診断士としてはかなり若い方です(中小企業診断士協会の会員診断士は50歳代が一番多いとのことです)
そのような中、私ができることをまず自分できちんと把握し、皆様に正しくお伝えできるよう整理し、そのうえでわかりやすく伝えられる手段を用意する。これに多くの時間を割きました。
現在挑戦している事を教えてください
経営相談に関わるオーディオブックの作成です。
独立開業する際に、それまでのお客様が「独立祝いにオーディオブック作ってあげるよ!」と言ってくれて、一緒に作っています。社会保険の話を含め、開業、法人設立、経理業務や融資、活用すべき公的機関や仕組みなどを、経営相談に来てくださった方との対談を模したコンテンツを通して皆様にお伝えできればと思い制作しています。
最近第一弾がiTunesやAudibleでリリースされました。現在は続編を作成しております。
どのようにTOKYO創業ステーションを利用しましたか?
主にプランコンサルティング、セミナー受講です。
同じく診断士の柏崎先生に、ご自身の独立時の仕事の見つけ方を含め様々なことを教えていただきつつ経営計画の作成を支援していただきました。実際に先生のご助言のとおりに活動を行ったところ受注することができ、私の初めての売上となりました。大変感謝しております。
また、各種セミナーを受講し自身の事業の立ち上げに活かしました。写真撮影やキャッチコピーのポイント、営業方法など、大変勉強になりました。
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