【写真映像作家である松井さんが手掛けている事業内容とその魅力は?】
写真は風景と人物を撮影しています。
日本の四季の自然の美しさを世界に発信できるところが風景写真の魅力です。
人物写真は、その人ならではの魅力を発掘でき、その方の自己肯定感を高めることにもつながるところです。
映像は音楽を必要とするので、ミュージシャンとコラボレーションできるところが魅力です。
ドキュメンタリー映像は、以前の仕事であるマーケティングプランナーのインタビュースキルや、英語も活用しています。
【松井さんが起業するに至った経緯は?】
小さい頃から絵が好きで、美大に行きたかったのですが、受験できず。
会社員でクリエイティブな業界はどこかと考えた結果、広告業界に入り、マーケティングプランナーになりました。
趣味で写真を始め、どうしてもそれに注力したくなり、写真家になるためにニューヨークに渡りました。
一眼レフで動画も撮影できたので、映像も始めました。
写真、映像作品が、海外の写真コンテストや国際映画祭に入選するようになりました。
仕事としては、マーケティングプランナー時代のコミュニケーションスキルを活かしながら、主にプロフィール写真を撮影しています。
時々、ドキュメンタリー映像も撮影します。
また、プロフィール写真もプレゼンテーションツールの一つと考え、セルフブランディング&プレゼンテーションのワークショップにも力を入れています。
【起業してよかったことは?】
自分に正直に生きられるようになったことです。
フリーランスは覚悟も必要ですが、自分のやりたいことを妥協しないでやり遂げることができるという一面があります。
また一番やりたかったことをやっているので初心にかえったような気持ちです。
【起業相談のいちばんの得意分野は?】
・基本的なアイデアの整理とブラッシュアップ
・オリジナリティと差別化点を考えるためのブランディング
・セルフブランディング&プレゼンテーション
【セルフブランディングについて詳しく教えてください】
まずは自己分析をして頂いて、ご自身の価値をブランド化して頂きます。
次にその価値を言語化、見える化していきます。
自分自身の価値を差別化、明確化することは企業理念にもつながります。
セルフブランディングの概念を座学で理解しても一人で実践するのは難しいので、
「自分自身で考える、まとめる、発表する」という実践の場を提供したいと思い、ワークショップ(スキルアップセミナー)を開いています。
特にプレゼンは場数が重要なのでご利用して頂けると嬉しいです。
例え業種が違っていても他の人のプレゼンやアイデア整理を見るのは勉強になるので、
ぜひ参加してみてください。
また、ご自身のキャリアに一貫性がなくて悩んでいる方も、
今までの経験や知識をかけ合わせることによってオリジナリティが見つかることもあります。
自分の弱みを裏返すと強みにもなります、
過去の経験を掘り下げて強みを見つけることは誰にでも可能で、
より自分自身を好きになり、自分の人生を肯定することにも繋がります。
【起業相談の際に心がけていることは?】
はじめにその方のプロフィールを確認します。現在の状況と、これまでのお仕事や経験をお聞きし、また、どんな思いで起業したいかなどです。
相談内容については、デザインやキャッチコピー、SNSなどのプロモーション、事業計画書や資金調達などの質問から入る方もおられますが、
まずは、その商品やサービスのアイデアがしっかりあるかどうか、を確認します。そこができてていないと、前述のアドバイスができないからです。
あとは相談者の方の参考になりそうなケーススタディや、書籍、サイトを、事前にインターネットでリサーチするようにしています。
【起業相談の前に準備しておいたほうがいいことはありますか?】
ご自身の起業アイデアをA4ペラ1枚くらいで説明できるくらいまで、ブラッシュアップしておかれると、相談時間が有効に使えます。
そうすることで、こちら側も、ヒアリングのお時間よりも、アドバイスのお時間に重点を置くことができます。
(お一人様の相談時間は45分を目安としています。)
アイデアをまとめることが難しい、そこを手伝ってほしい、という方は
自分がやりたいことやわからないことを箇条書きして頂くだけでも結構です。
やりたいこと自体があいまいだとアドバイスもあいまいになってしまうので
恥ずかしがらずにお話しください、一緒にアイデアのブラッシュアップをしましょう。
【もし起業する前にスタハがあったらどのコンシェルジュに相談したかった?】
事業者登録や確定申告はとても面倒で難しそうなイメージがあったので、それを自分で調べて自分で行うことはかなり億劫でした。
そういったことを、わかりやすく、やさしく、そして楽しく教えてくださるであろう、田中あゆ美さんに相談したのではと思います。