2021.12.18 起業コンシェルジュインタビュー 林 大勇氏

メインビジュアル

2021.12.18


「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにスタハTAMAコンシェルジュのことをもっと知って頂くために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。

第4回目は林 大勇コンシェルジュです。

林 大勇氏


林 大勇氏プロフィールはこちら



【現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。】


メインの事業は電源カフェ株式会社で、アプリとサイトを運営しています。
これは充電やWi-Fiがあるカフェ、言い換えると仕事ができるカフェやミーティングができるカフェを検索できるサービスです。
今となっては充電やWi-Fiが使えるカフェがかなり増えましたが、立ち上げた11年くらい前は少なかったんです。
出張先の慣れない土地でスマホの充電が切れたとか、アポの合間でメールを一本打ちたいとか、今の現在地から充電できるカフェが一瞬で見つかるというバリューがあります。


【起業するきっかけや経緯は?】


現在は退任していますが、キャリアの最初は、2007年にアパレルブランドを起業しました。
その後に先ほどの電源カフェのサービスを、2018年に事業化しました。
今、3期が終わる頃ですが、法人化して世の中にサービスをもっと広めたいと思ったことがきっかけです。


【起業してよかったことは?】


リスクも含め、自分の裁量でできることが多いことです。
個人的には、心を鍛えられたことがよかったです。
メンタルは相当鍛えられましたし、いろいろなことに冷静でいられるので、ちょっとのことでは動じないです(笑)。
後は出会う人の数や、魅力的な人に出会うことが増えました。
自分で電源カフェという旗を持ちながら世の中を渡るということなので、そういう機会に恵まれるのだと思っています。

会社員時代も上司や先輩にいろいろ教えていただいたことに感謝しているのですが、会社という枠の中での正義や目指すべき場所がある文化であり、起業すれば極端に地球レベルに視野が広がるんですよね。
自分の限界枠もボーダレスになり、自分次第で出会いも広がり、自己成長率も大いに変わる。自分次第がいいなと思います。


【起業時の困ったことや失敗談あれば教えてください。】


電源カフェについては、もっと作戦を練ればよかったと思います。
サービス歴が長く、2010~12年の頃は取材も受け露出がかなりあり、認知が増えたあと、2014年頃にはSEO効果でユーザーも急角度で増えました。
それを受け2018年に起業したのですが、勢いはあったので形にはなったけども、問題はその後なんですよね。
次のフェーズでは売上をたとえば三倍にしましょうとか、その次の段階ではノマドワーカーのコミュニティーにしましょう、月々の収支計画などなど、もっとちゃんと細かくやるべきだったんです。
サービス自体は無料なので、売り上げがなかなか立たず、苦しかった時期はありました。


【起業するかしないかでは迷わなかったのですか?】


そこは全然迷わなかったですね。
最初のアパレルを2007~12年までやり、2012~13年は、友人の法律事務所を一緒に立ち上げたり、会社の社外取締役などを務め、2013~18年の11月までサラリーマンをやっていました。
そこで大きな会社で人事などをやっていたのですが、3~4年目くらいでアッパーが知れて、よくわかったんですよね。
その時にはもう電源カフェを持っていたし、自分でやったほうが楽しいし、後悔もないだろうと。
なのでやることは決まっていたので、やらないという選択肢はなかったです


【「Startup Hub Tokyo TAMA」起業相談での得意分野は何でしょうか?】


アイデアを形にするにはどうしたらいいか、というところですかね。
事業開発と言いますか、電源カフェがネタから始まっているからですね。
電源カフェは当時の僕自身が必要としていて、なぜないのかな?がスタートになっていました。
11年前だと45分間もバッテリーが持たないほどパソコンのスペックが低いのと、電源を取れるところが少なかったので、モノになったわけです。
日常生活で解決すればいいのにという課題はたくさんあるので、そこに対して課題解決できるかを調べて、サービスがなければやるんです。
それがWEBサービスなのかリアル店舗なのか、具現化するための手順などをひとおりやってきたので、それがまず得意なことです。


【起業相談の際に心掛けていることは?】


前提として、その方のテンション、モチベーション、どういう温度感で相談しているのかなということは、最初にできるだけ汲み取ろうとしています。
どういうことかと言うと飲みの席でこういうサービスならいいねと話し、次の日になると忘れちゃうみたいな話題としてのネタの温度感なのか、本当に事業としてやっていこうという気が見えるのか、そのあたりをできるだけ汲み取った上で、本気で相談しているなら何も問いを残さないで帰すのが僕個人のスタイルです。
ネタなら一緒に盛り上がります(笑)。


【起業相談の前に準備しておいたほうがよいことは?】


起業の内容に専門知識が必要であるなら、できるだけ調べておいたほうがいいと思います。
僕が知らない分野の場合、お互いに知らないと調べながらやることになる。
出来る限り調べていただくことが大切です、僕もIT以外で詳しいことはあることはあるので、そこがたまたまハマればスラスラいけると思うのですが、そうでない場合は下調べをしましょう。
やりたい、もしくは感心があれば、それに対して費やす時間があるはずなので、それは自然に勉強という行為につながるはずなので、それについて調べていただければよいと思います。
起業の仕方や資金調達をどうしたらいいかとか、誰も知り合いがいませんとか、そういうことはこちらで解決できると思うので、そこは準備しなくて大丈夫だと思います。
そうすれば、いいラリーができそうな気がしています。


【起業相談をしようか迷っている方へメッセージをお願いします。】


もしも迷われているのであれば、進むだけ進んだほうがよいですね。
進むだけ進んで起業できませんでした、起業したけれど失敗してしまいましたとか、あると思うんです。
でも、失うものって、そんなにクリティカルなものではない可能性が高いので、何年後かわからないけれど、いい思い出、貴重な学びになるはずなので、迷っているのではあれば、進むだけ進んだほうがいいですね。進んだ先でこれ以上ダメだとなったら、それは結果として仕方がないのですが、ぜひコンシェルジュのシステムを活用されて、後悔がないようにと言うとヘンなのですが、利用されるだけの価値はあると思いますので、ご検討ください。



【インタビューを終えて…】
林さんと話してみたいなと思った方は
是非、TOKYO創業ステーションHPから起業相談をご予約ください。

起業相談のご予約はこちら

次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!