2022.1.15 起業コンシェルジュインタビュー 山下 允睦氏

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2022.1.15


「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにスタハTAMAコンシェルジュのことをもっと知って頂くために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。

第8回目は山下 允睦コンシェルジュです。

山下 允睦氏


山下 允睦氏プロフィールはこちら



【現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。】


今は仲間とともに会社を立ち上げ、教育事業会社を経営しています。
海外の教育コンテンツ、たとえば米国コロンビアビジネススクールの起業家育成プログラムを日本に持って来て日本語に訳して日本人に展開するという、コンテンツ・プロバイダー業ですね。
他には、海外の学校が日本で直接教育を展開したい時に、文科省とのやり取りや、設置する際の自治体などとのやり取りについて、外国人では日本の文化的背景が手薄だったり、日本語という言語的ハードルが高いので、コンサルティングをしています。
また、別事業でタイのランタ島という場所で外国人向けのインターナショナルスクールを運営しています。

僕のスタートは予備校で数学の先生だったので、教育関連でキャリアを重ねています。


【起業するきっかけや経緯は?】


長く教育業界でやっていると、思うことがありました。
予備校ではもちろん大受験に向けて学力アップのサポートをしましたし、海外の大学や大学院へ留学するための英語力や出願サポートもしました。
プログラムはいつか終わるもの。プログラムが終了後、コミュニケーションが取れなくなる。予備校を出た学生さんが30歳になって何をしているか、誰も知らないわけですよね。 それが個人的には本来の教育ではないなと思いました。なので線でつなげなければと思いましたが、それを意識してできる会社がなかなかなかったので、作ってしまおうという経緯です。


【起業してよかったことは?】


2020年8月にメインとなる3人のメンバーで立ち上げましたが、自分が思い描く社会に向けてサービスができることが大きいかなと思いました。
これまでもやる機会はあったのかも知れないのですが、すべてを自分で決められるので、ストレスが少ないですね。


【「Startup Hub Tokyo TAMA」起業相談での得意分野は何でしょうか?】


新規事業のアイデアはなんとなくあるけれども、どうカタチにしていいのか、最初はよくわからないですよね。
なので、そういう方のお話を聞いてまず整理してあげて、いろいろとお話をしていくうちに本来やりたいことは何なのかなどを導き出していくことが得意です。 その方が今いる業界に応じて相談レベルもバラバラではあるので、その人に合ったお話をしていく活動が面白いなって思っています。


【起業相談の際に心掛けていることは?】


こちら側がつねに俯瞰した視点を持っているということが重要だと思っています。
たとえば今の仕事で顧客を増やしたい人がいて、「どう増やしましょう?」と同じ目線に立ってしまうとふたりで慌ててしまうのですが、それはいったん置いておいて、その人の人生や日々の時間軸、そもそものことを聞くんです。そうするとその方の仕事ではない日常に、仕事になりそうなことが転がっていることもあるんです。そこに隠れた価値があるはずなので、俯瞰した視点は心がけています。

それこそ僕は教育業界に長くいたので面談などもたくさんしていて、今言ったような場面が多かったんです。みんな僕の前でかっこいいことを言おうとしているのか、正解の答えを言おうとしているのではないかと思うのですが、「本当の本音は違うでしょう?」と。そういう本音みたいなものが1個はあるかも知れないので、そこを掘り出すことが大事で、心がけているとことではあります。


【起業相談の前に準備しておいたほうがよいことは?】


何が好きかというところは、持っておいたほうがいいですかね。「何にもないんです」となると質問をしていても「何もないですね」で終わってしまうんですよ(笑)。掛け算で言うとゼロを掛けるときついけれど、1個だけでもいいんです。ビジネスのことまでは考えていなかったけれど、好きがあれば、そこから掘り上げていくことで「ビジネスになるのでは?」という話ができるかも知れない。

あとアイデアがふんわりしていても僕は全然構わなくて、ふんわりしているからこそ壁打ち相手が要るというか、そこで新たな発見が出てくるものだと思うんです。その人も気づいていなかったことに気づかせてあげられた、そこに喜びを感じるんです。


【起業相談をしようか迷っている方へメッセージをお願いします。】


相談イコール答えをくれるわけではないんです。答えを僕たちは与えることはないのですが、相談をして話をすることで、実は自分が潜在的に持っている答えが見つかる可能性があります。そこは効率的ではない可能性もありますが、自分が本当にやりたいことだったり、見つけられるチャンスということはあるし、なかなかそれを一緒に考えようとしてくれる場所もないと思うんですよね。そういう価値があるとして思って相談してくれたらうれしいなと思います!



【インタビューを終えて…】
山下さんと話してみたいなと思った方は
是非、TOKYO創業ステーションHPから起業相談をご予約ください。

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次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!