2023.5.22 起業コンシェルジュインタビュー 甲斐 隆之氏

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2023.5.22


「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにスタハTAMAコンシェルジュのことをもっと知って頂くために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。

第29回目は甲斐 隆之コンシェルジュです。

甲斐 隆之氏


甲斐 隆之氏プロフィールはこちら



【現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。】


「タテナオシ」という再生事業を行っています。人と建物と地域社会の3つを同時に再生するという意味があり、特に人の面を重視しています。具体的には、DVを受けて逃げていたり、路上やネットカフェ生活を強いられていたりする生活困窮者を保護する場所として、改修中の空き物件の完成個室をほとんど無償(水光熱費のみ)で提供しています。この入居者のことを、弊社ではリノベーターと呼んでいて、リノベーターは表層リフォームなど改修作業のお手伝いを、時給制の好きなタイミングで入れます。そのようにして、家と仕事を一定期間確保し、落ち着いて就労先や制度の活用など次のステップを模索できるよう支援しています。空き物件は約4カ月から6カ月の間でリノベーションして自社直営で活用したり、所有者や運営希望者へ引き渡したりすることで、収益化し、ビジネスとしての継続性を確保しています。その際、地域のニーズに合わせてコンセプトを練ることが多いです。


【起業するきっかけや経緯は?】


6歳の時に父親を亡くし、遺族年金や公立の教育に救われて育ってきた経験があります。しかし、そういった制度にたどりつけない人や、制度の無い地域が、世の中にはたくさん存在します。そのような運要素の強い社会で、生きる為の大切な機会を奪われないようにしたいという思いがあり、大学院では貧困問題について学びました。先進国の日本では、公共が準備するシェルター(生活困窮者の為の一時避難所)もありますが、相部屋が原因で人間関係のトラブルやいじめが起こってしまったり、大事にしているペットと離れ離れになってしまったりなどの問題が見られ、課題が残っています。公共が難しいのであれば、そこを民間の事業として解決できないかと考えるようになりました。
事業について最初は「住む場所がある」余白という物理的な作用ばかり見ていましたが、実際事業をはじめてみると精神的な効果も多くあると感じました。リノベーションの作業をしながらスタッフに悩みを相談できたり(作業自体にも療法的な効果がありそうです)、フランクに状況を話したりするうちにコミュニティが形成され、その中で人の再生がされていくことが本質的なところだと思います。


【起業してよかったことは?】


支援を受けた入居者からダイレクトに「救われました」と言われたことです。そういった方がタテナオシに愛着を持ってくれて、自分もいつか他の人の為になりたいというマインドになってくれることも嬉しいです。入居された当初は、悪い環境から逃げ出して来て余裕の無い状況でも、徐々に落ち着いてきて、そういうふうに言い出してくれるんです。


【起業相談での得意分野は?】


社会課題系です。社会性と事業性をどの塩梅で作っていくかなど、そのプロセスについて実体験に基づくセオリーもあるので相談に乗りやすいです。また0から1を作るような新規事業も好きです。


【起業相談の際に心掛けていることは?】


なるべく起業のステージに合わせて相談に乗ることを意識しています。
僕はその、鍋とか飲み会とかをよく開催するのですが、そういった談笑をする集まりの中で、実は隣の席の人がめちゃくちゃ大変な状況にあって全然楽しめないという感じだったらちょっと引きずられちゃうんですよね。なので、おせっかいで解決しようとしちゃいます。相手に合わせて傾聴することもありますし、解決策を提示することもあります。


【起業相談をしようか迷っている方へのメッセージ】


コンシェルジュ相談を起業の入口として見て頂ければ嬉しいです、気軽に相談に来てください!




【インタビューを終えて…】
甲斐さんと話してみたいなと思った方は
是非、TOKYO創業ステーションHPから起業相談をご予約ください。

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次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!