【現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。】
いろいろな事業をしていますが、大きくは「ものづくり」と「アパレル・生活雑貨の輸入」です。
「ものづくり」は、雑貨や洋服、革製品や化粧品・フレグランスなどを企画・デザイン・製造・販売しています。各プロダクトのデザインはすべて社内で行なっています。(行うのでなく、業務委託の場合もありますが)最終的にトータルでディレクションをして商品を世に送り出しています。製造は国内と海外でしています。
「アパレル・生活雑貨の輸入」は2種類あります。ひとつは、当社で企画デザインしたものを海外(中国やインド、タイなど)に製造委託し、それを輸入する事業がひとつ。もうひとつは製品自体を輸入する事業です。欧米からベルギーの精油やフランスの花器などの雑貨系を輸入しています。 。
【起業するきっかけや経緯は?】
大学卒業して、企業に就職しましたが、与えられた仕事は自分がやらなくても他の人でもできるのではないかと疑問に思う場面が多々ありました。では、自分は何かできるか、どこまでできるかと。自分が死ぬとき後悔しない生き方をしたいと思い、創業を決意して1年以内で会社を退職。その後、デザインスクールに通い、24歳で創業いたしました。
【起業してよかったことは?】
好きなことができること。自分の裁量でなんでもできることです。成功も失敗も自分の責任。1回や2回の失敗も好きな事なら頑張れます。
また、視野も広がるイメージ。おそらく会社に居続けたら、そういった気持ちにはならなかったと思います。
【起業相談での得意分野は?】
貿易。ものづくり。そしてリアルやオンライン店舗作り。
貿易は、国外から仕入れ国内で販売する「輸入」が得意です。実際に事業として行っているのでノウハウをお伝えできます。(輸出に関しても、アドバイスができます)
小さい時から物を作ることが好きで、実際に刺繍・アクセサリーなどを手作りしており、プロダクトを作成する工程を把握しています。それを活かしてディレクションをしているので、デザイナーにしっかりと意思を伝えることができます。
またDIYも好きで、部屋の模様替えやインテリアコーディネートもできるので、店舗の設計や家具選びも アドバイスできます。
【起業相談の際に心掛けていることは?】
まず、相談者の話をしっかり傾聴します。そしてその人が、どうやったらその計画が実現できるか(同じ目線でor共に)考えてあげたい。その方の個性を活かして差別化できるポイントを探したり、ブルーオーシャンを探すお手伝いをしたいと思っています。
そしてどの相談者さんにも、最後に「絶対できるから頑張って」「楽しみにしている」とお声がけします。皆さんには本当に頑張ってほしいし、本当に楽しみなんです。
【起業相談の前に準備しておいたほうがよいことは?】
重要なのは、理念とビジョンを明確にしていること。何かに迷ったとき、そこに立ち返ることができます。たとえそれが途中で変わってもよいので、まず考えてきてください。
また、事前にどんな事をやりたいか、申込み時に入力しておいていただければ(たとえばURLなどがあれば)事前に調べておきますので、ご記入ください。
【起業相談をしようか迷っている方へのメッセージ】
自分一人だけで迷わず、他の方にもいろいろ聞いてみましょう。ご自身の中で結果は持っているけれどそれでよいのか、迷いますよね。壁打ち(会話)をすることによって、それが明確になってきます。腹落ちもできますので、その後のアクションのスピードが加速します。
そして、ボランティアではなく、長くその事業を続けるためにもマネタイズができる仕組みを考えましょう。相手(お客様)が喜んでくださった結果=収益なのです。