2024.7.16 起業コンシェルジュインタビュー 九冨 里絵氏
みなさんこんにちは!Startup Hub Tokyo TAMAの広報です。
「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにスタハTAMAコンシェルジュのことをもっと知って頂くために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. 現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
- 2. 起業するきっかけや経緯は
- 3. 起業してよかったことは
- 4. 起業時困ったことや失敗談があれば教えてください
- 5. 今後の展望は?
- 6. 起業相談での得意分野は?
- 7. 起業相談の際に心がけていることは?
- 8. 起業相談の前に準備しておいた方が良いことは?
- 9. 起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
1.現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
現在は、自分で立ち上げたブランドである『yeni(イェニ)』を手掛ける会社で事業責任者をしています。
「その人らしい体に合う下着」というコンセプトを大切に、事業を展開しています。
2. 起業するきっかけや経緯は
元々商業的なプロダクトデザインに興味があり、美大に入学しました。美大の先生方が、起業家やデザイナー、漫画家など、本業の軸が先生ではない方が多く、そんな環境の中自然に起業がキャリアの選択肢になりました。
大学を卒業後、イタリア製革製品のブランドで企画MD職として働く中、様々な情報が入るようになると、日本の下着業界や下着のデザインは偏りすぎているのではないか、という思いがめばえました。そして、自身でブランドを立ち上げた社長の影響で起業を決意し、会社員と並行してランジェリーセレクトショップの立ち上げ準備を行いました。
私が創業した2017年当時、アメリカでは「ウェルネス×下着」の考え方が浸透していましたが、日本ではまだ少なく、せっかくCOMME des GARCONS、Mame Kurogouchi等、日本の良質なハイブランドがあるのに、なぜ下着だけはその価値観と重ならないのだろう?男性目線の下着ではなく、その人の体系に合う、シチュエーションに合う、シンプルなデザインのものがあると良いと思いました。最初からブランドを立ち上げるのではなく、海外製品のセレクトショップを代官山に出店し、お店としてお客様が付いた段階で自分のランジェリーブランドの立ち上げに着手しました。その後、ブランドをもっと多くの人に届けたいという思いからM&Aを決意しましたが、「その人らしい体に合う下着」というコンセプトはM&Aやブランド名が変わった後も、変わらずに大切にしています。
3.起業してよかったことは?
私はファッション業界を志し美大を卒業したのち、イタリア製革製品のメーカーに就職したのですが、デザイナー職の募集は少ないし、会社員だとやれる範囲も限定されていました。起業して良かった点は、‘’自身のやりたいことを事業化できたこと‘’だと思います。
4.起業時困ったことや失敗談があれば教えてください。
私自身はやりたい事で起業したので、最初から「100億円売ろう」という気概で取り組みましたが、起業した当時はスモールなのかスタートアップなのか説明したツールや情報が無かったので、事業規模の決め方が難しかったです。
アメリカのビジネスモデルを参考に事業を立ち上げましたが、日本・韓国のアジア圏はダイエットや美容整形などが人気であり、パーソナルな体形に合わせ豊富なサイズ展開を謳っても、大きいサイズの自分を受け入れるという文化が日本には無く、市場の違いには苦しみました。結果として、ある程度うまく行った実感はありますが、やりきれなかった部分も残っています。何をもって成功というかは難しく、起業にはまだまだ色々なゴールがあると思っています。
5.今後の展望は?
次のチャレンジを探し中です。これまでのスキルや知識を還元することで今は対価を貰っていますが、トレンドも動いているので、勉強しながら探していきたいと思います。
6.起業相談での得意分野は?
ブランディングから販促まで一気通貫してサポートすることも多いです。資金調達、CRM関連のご相談、ビジュアル・ロゴ作成等のブランディング、スモールスタートが得意分野です。今はスタートアップ企業のインスタグラム運用支援も行っています。上場関連のご相談は難しいですが、売上数億円くらいまでのご相談であれば可能です。
7.起業相談の際に心がけていることは?
何より前提条件のヒアリングが大切だと思うので、注力しています。自分が資金調達の時に良い起業家の先輩に出会えたので、その時にノウハウを学びました。現在所属している会社の社長はエンジェル投資を行っている個人投資家ですので、会社にも起業相談に来る方が多く、そこからの学びもあります。まずは、相談の内容をしっかりと伺いたいと思います。
8.起業相談の前に準備しておいた方が良いことは?
ご自身の前職での経験やバックグラウンド、また現在の事業のフェーズ等を整理しておいていただくとご相談に乗りやすいです。また、既に起業している方は、起業のきっかけや経緯をまとめておいていただけるとスムーズです。
9.起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
疑問や悩みがありましたら、まずはお気軽に相談してください。
【インタビューを終えて…】
九冨さんと話してみたいなと思った方は
是非、TOKYO創業ステーションHPから起業相談をご予約ください。
起業相談のご予約はこちら
次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!