2024.8.8 起業コンシェルジュインタビュー 小崎 奈央子氏
みなさんこんにちは!Startup Hub Tokyo TAMAの広報です。
「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにスタハTAMAコンシェルジュのことをもっと知って頂くために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. 現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
- 2. 事業承継のきっかけや経緯は?
- 3. 経営者になったときの壁とその乗り越え方
- 4. 「BALL(ボール).」立ち上げのきっかけや経緯
- 5. 起業してよかったことは?
- 6. 起業相談での得意分野は
- 7. こんな人に来てほしい
- 8. 起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
1.現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
立川駅を拠点に43年続く出版社・けやき出版を経営しています。
多摩にまつわる本や情報誌を出版する傍ら、人と人を繋げるお手伝いや、場所や街づくり、WEBサイトの運営、プロモーション企画など、多摩地域に関わる幅広い事業を展開してきました。現在は、多摩エリアの仕事を紹介する情報誌「BALL(ボール).」の発売や、立川市を中心とした情報発信を行うまちのプラットフォーム「BALL.HUB(ボールハブ)たちかわ」の運営などをしています。
2. 事業承継のきっかけや経緯は?
私が経営者になったのは2015年。当時、先代の社長が80歳を超え、後継者もいない状況でした。会社をたたむ、売却するといった選択肢もありましたが、地域密着型情報誌「たまら・び」の編集長を経て、地域のつながりをつくることの大切さや、地域の出版社が存在している意味を実感し、何より私自身がけやき出版でまだまだやりたいことが溢れていて。もちろん会社を経営することに不安もありましたが、最終的には「私にやらせてください」と引き継がせてもらいました。
3.経営者になったときの壁とその乗り越え方
そんなこんなで経営のことは何も分からないまま、いきなり社長になってしまったので、最初は何から手を付けたらいいのかも分からず、自分なりの経営スタイルを見つけるまでは大変でした。
まずは経営の勉強をするため、セミナーや起業塾に参加することからスタート。分からないことは積極的に人に聞いたり、ビジネス本を読み漁ったりもしました。経営に関する知識をできる限り多くインプットし、さまざまなケースを学びましたね。
ただ集めてきた情報を比べると、言っていることがバラバラで、真逆のことを言っていることもありました。経営は一色単に語れるほど簡単なものではなく、事業の業種や経営スタイルが企業によって違い、経営者自身の考え方も人それぞれであるがゆえに、その情報が自分や会社に合うかどうかは、経営者自身で判断しなければいけません。一定のインプットをした後、私なりの経営スタイルを確立するためには、実践を積み重ね、トライ&エラーを繰り返すことが大事だったなと、今振り返ると思います。
4.「BALL(ボール).」立ち上げのきっかけや経緯
多摩地域の新しい働き方を紹介する情報誌「BALL(ボール).」は、2020年に創刊しました。当時けやき出版としては、情報誌「たまら・び」を筆頭に、暮らしにフォーカスした、“ベッドタウン”としての多摩地域の魅力を打ち出すものが多かったんです。ただ私としては、多摩地域を“働く”場所にしたいと昔から思っていて。「暮らしも仕事もそばにある人を増やしたい」という想いから、仕事をテーマにした情報誌をつくりました。
多摩には魅力のある仕事がたくさんあります。「BALL.」では、そんな多摩地域ならではの面白い仕事を紹介できればと、たとえば森で働く木こりや、狩猟をやっているハンター、川で流域を守る仕事をする人などを紹介しています。
5.起業してよかったことは?
「BALL.」は、ときにニッチで攻めた特集をすることもあって、必ずしもすべての読者に好かれるような情報誌ではないと思っています。ただ読者のなかには、「こういう働き方があって感動しました」「私もこんな働き方してみたいです!」と、わざわざ熱い想いを届けてくださる方もいました。そんなふうに、誰かの働くことに対する温度が上がっているのを目にしたとき、私たちが発信し続けている意味を実感しますね。
6.起業相談での得意分野は
私自身が立川で起業し、幅広い業種の多くの人たちを取材してきた経験があるため、特に多摩地域での起業を目指す方に向けては、事業のサンプル事例や起業の選択肢などをお話しすることはできます。
また出版に限らず、空間づくりやPR企画の立案など、けやき出版が手掛けている事業分野であればアドバイスは可能です。
7.こんな人に来てほしい
私が一緒に伴走したいのは、なんとなく「〇○のような事業がやりたい」という気持ちはあるけど、どう膨らませたらいいのかわからない人、つまり“種はあるけど育て方が分からない人”です。そんな人に、まずはやりたいことを整理するためのサポートができればと思っています。
また起業に対する想いは持っているけれども自信がない方に向けて、自信と覚悟をもってもらえるようなアドバイスをします。やさしく、きびしく、起業へ導きます!
8.起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
できるか、できないかはやってみないと分かりません。転んだら起き上がればいいし、やり方が違ったら道を変えたらいい。動き方は動きながら考えたらいいんです。起業を目指している方、いま考えている時間があったら、まずは一歩踏み出してみましょう!
【インタビューを終えて…】
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次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!