2025.8.9 起業コンシェルジュインタビュー 鈴木 弘樹氏
みなさんこんにちは!Startup Hub Tokyo TAMAの広報です。
「起業のことを相談してみたいけれど、どのコンシェルジュに相談すればいいか迷っている。」
「コンシェルジュがどんなことをしている人なのか興味がある。」
そんなみなさまにTAMAコンシェルジュのことをもっと知っていただくために
各コンシェルジュにご自身のこと、起業相談のことをインタビューしました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1. 現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
- 2. 起業するきっかけや経緯は?
- 3. 起業に興味をもったきっかけは?
- 4. 起業してよかったことは?
- 5. 起業して大変だったことは?
- 6. 起業相談での得意分野は?
- 7. 起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
1.現在のご自身の事業や手掛けられていることを教えてください。
国分寺にある喫茶店「喫茶ソラクラゲ」を経営しています。「まちに開いた創造拠点」をコンセプトに、一人ひとりが自由に創造的に生きる後押しとなる場をつくりたいという想いから、2023年11月に3人の仲間とともに立ち上げました。
またイベントの開催や地域への関わりなど、カフェ経営以外の活動も行っています。実際に地域の方が喫茶ソラクラゲの場所をつかってイベントを開催してくださることもあります。
2.起業するきっかけや経緯は?
幼い頃から苦いものが好きで、いつしかコーヒー屋になりたいという夢を持つようになりました。中学生の頃、西国分寺のクルミドコーヒーで職場体験をさせてもらい、カフェに興味を持ち、高校時代オーストラリアに留学し、コーヒー農家さんの貧困問題に関心を持ちました。大学時代には何度もラオスを訪れてコーヒー農家さんのもとへ足を運んでいました。
新卒では、大学時代からアルバイトとして戻って働いていたクルミドコーヒーに入社しました。そこではカフェ経営の面白さと同時に厳しさを知って、丸5年働いたタイミングで一度自己研鑽のためにIT企業に転職しました。
しかし、半年ほどでパソコンに向き合うだけの生活が苦しくなり、週に一回でも自分でコーヒーを淹れる場があればと考えていたところ、たまたま今の喫茶ソラクラゲの物件が空くことを知りました。自分の好きなことや表現したいことを仕事につなげていきたいという想いのある若者が何人か周りにいたので、間貸し場所として彼らとシェアできる場になったらいいなと思い、会社員をしながら物件を借りたのが始まりです。
最初から起業を目指したわけではなく、好きなことや表現したいことを社会に繋げる場が自分の暮らす街にあれば良い、という想いから始まり、結果的には喫茶店という形で起業に至りました。
3.起業に興味をもったきっかけは?
学生時代から社長という存在が近くにいたことが大きいかもしれません。
中学生の職業体験で自分の師匠であるクルミドコーヒーの社長に出会い、また、高校時代に通っていた塾は学生起業家が経営する塾で、私と年齢の近い方が起業していました。集まってくる方も自然と起業家が多く、そのおかげで起業を身近に感じていました。
私自身も最初から経営者になる未来を思い描いていたわけではなかったですが、自身がその道に進んだのは、そういった大人の存在があったからではないかと思います。
4.起業してよかったことは?
誰かの、何かのきっかけになっていると感じたときです。退職や転職など、人生の局面で通ってくださる方や仲間も多く、「無事決まりました」と報告をもらうと、ああ、お店をやっていて良かったなと思います。
5.起業して大変だったことは?
開業1年目は本当に大変でした。会社員として複業しながらの事業立ち上げ、人と働くことの難しさも感じ、さらには大きな金額の赤字を出して絶望的に感じる状況の時期もありました。
その時はとにかく経営者の先輩に相談をし、いただいたアドバイスを素直に実行しました。特に資金繰りの点では多くのアドバイスをいただき、銀行からの借入や、人件費、オペレーション改善等での経営再建を行いました。
当時は辛い思いをしましたが、たくさん失敗した分、今はなんとか経営ができていますし、そういった経験から皆さんにお伝えできることはあるかもしれません。
6.起業相談での得意分野は
飲食店に関しては数値的なところを含め全般的に相談に乗れると思います。
またイベント企画やコミュニティづくりについても、経験の中からお答えできることがあるかと思うので、お気軽にご相談ください。
起業家には市場のトレンドやニーズに即したアイデアを考えるタイプや、自分の想いを形にしていくタイプなど様々な方がいらっしゃいますが、私は後者のような、想いを形にしていくような方に対する相談がより得意です。私自身も自分自身の想いをベースに何かを企画し、プロジェクトや事業に昇華してきました。かつて自分もたくさんの方からしていただいたように、そういった想いある起業を応援できたら嬉しいです。
7.起業相談しようかと迷っている方へのメッセージ
私もこれまで会社で悩んでいるときや、起業しようと思ったとき、物件で悩んでいるときなどは、誰かに話をすることで頭の中の整理し、次の行動につなげていました。 ひとりで悩むよりも誰かの力を借りた方が、早く解決する場面も多くあると思います。何かにつまずいたときには、気軽に相談できる存在として、ぜひご相談いただければと思っています。
【インタビューを終えて…】
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次回のコンシェルジュのインタビューをお楽しみに!