コンシェルジュインタビュー:先輩起業家に聞きました

スタハ通信 STARTUP HUB TOKYO

2022.5.19に
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学生ならやること
  • #インタビュー

僕が今、学生なら絶対やること

今池 今日は大学3年生である私から、先輩起業家の穴澤さんに「私が今学生なら絶対これをやる!」をテーマにお話を伺います!よろしくおねがいします!早速ですが、何か思い浮かびますか?

穴澤さん プログラミングはやっておけばよかったなと、後悔しているんですよね。独学で今やっているんですが、学生のうちに体型的に勉強しておけば良かったなぁと。web3.0について勉強しますね。

今池 すみません。ウェブスリーというのは何でしょうか?

穴澤さん 処理が分散されたプラットフォームだと私は理解しています。web1.0はゴリゴリにエンジニアがコードを書き上げる時代。web2.0になるとInstagramやYouTubeなどでコンテンツを個人で書けたり、発信できたりしますが、それらのプラットフォームでは、Meta社など、管理する一部の大企業にデータが集中します。「それって本当に個人に優しかったの?中央集権的じゃない?」となってきて、、、処理が分散されている状態が目指されています。それがweb3.0です!

今池 うわぁ💦 難しいけど、なんとなく分かりました。

穴澤さん 世界的にweb3.0に移行しようとしていますが、まだまだ技術者が足りないんですよね。だから少しプログラミングできるというだけでかなりのアドバンテージになります。

今池 日本は特に遅れていると聞きますが、本当ですか?

穴澤さん はい。プログラミングは変化が早いので、最先端の情報を手に入れようとすると、英語で情報を調べられることが必要不可欠になります。だから英語も勉強しないとですね。

今池 英語について、どの程度できれば良いと考えますか?日常会話レベルとか、仕事に使えるレベルとか。

穴澤さん 海外の人とのチャットの速度についていければ問題ないと思いますよ!話し言葉の素早さについていく必要はあんまりないかな。自分も会話はできないけど、チャットならできるんです。

今池 分かります。会話のスピードって早いですよね。

穴澤さん 日本は法整備も遅れていて、どんどん海外に優秀な技術者も出ちゃうんです。例えばAstarの渡辺創太さんなんかも、シンガポールでやっているんですよね。現行の日本の税制が仮想通貨に追いついていなくて。

今池 税制に関する情報収集の素早さも大切ですかね。

穴澤さん そうですね。完全に理解する必要はないけれど、海外の方が良かったりもするから、自分でどんどん調べていかないと。

今池 ここまでプログラミングと英語が出てきましたが、他には何かありますか?

穴澤さん う〜ん。経験ですね。収益性が高いビジネスのインターンをしたり、webサービスを立ちあげたりすると思います。webじゃなくても良いんですどね。「人に価値を提供できるんだ!」という成功体験がひとつでもあると大きいですよね。

今池 収益性が高いビジネスですか?

穴澤さん はい。中に入って、どういう風に回っているのか見る必要があると思います。私が正社員として現在働いている会社でもインターン生が4名いて、コードを書いてくれているんですが、学生時代から良い経験ができて、羨ましいですね。

今池 個人でコードを書くのと、チームで書くのは違いますか?

穴澤さん はい。チームだと皆が読めるように書かないといけないというのが、まず大前提としてあって、拡張性が高い、組織の意図を捉えたコ―ディングが求められますね。

今池 そういった経験ができるのは良いですね!「プログラミングと英語の他に」ってことだったのに、やはりプログラミングに行きつくとは。それくらい大事なんですね!

穴澤さん 笑笑。そうですね。若い子の方が習得も早いし、ビジネスがちょっと分かるエンジニアよりも、プログラミングがちょっとできるビジネスマンの方が市場価値が高いんですよ。エンジニアではないけれど、実は簡単にできることって多くて、他の人が「プログラミングは難しそう」と全く触ろうとしないから、それがちょこっとできるだけでかなりの差別化になる。今のお仕事もそうして、もらいましたからね。

今池 ご自身の市場価値を高めるために、日々努力されているんですね!

穴澤さん ある時からプログラミングは必修化します。「ってことはそれより上の世代は使えなくない?」ってことになりかねない。そこへの恐怖心は常にあるんですよ。

今池 プログラミングが必要なのは分かったんですけど、僕みたいに全く触れたこともない人には、どこから初めて良いか全く分からないんですが、、、💦

穴澤さん AIがこれから伸びると思うので、Progate、PyQを使うと良いと思いますよ。でも自分の好きなものを作るには何をすれば良いかなという視点で選んでいった方が良いかな。「プログラミング」だけではなく「おじさん世代には分からないもの」の中から、自分にあったものを戦略的に学ぶのがおススメです。それこそYouTubeやってみるとか、Instagramガチで運用してみるとか、そういうのでも良いと思います。

今池 ありがとうございます。ちょっと個人的なことになるんですが、僕は軽量社会学のゼミに入って、教育格差についてRを使って実証分析をしています。「ゼミを通してRを一通り使えるようになるのを目標にする。」とかでも良いんですかね。

穴澤さん イイと思いますよ。頑張ってください。

今池 ありがとうございます。

穴澤さん 一度何かしらの言語を学んでしまえば、システム自体は変わらないので、一度学ぶのが大事です。

今池 そうなんですね!頑張ります!プログラミングと、それを理解するための英語、ビジネスを立ち上げる体験、ということですね!ありがとうございました。