コンシェルジュインタビュー:先輩起業家に聞きました

スタハ通信 STARTUP HUB TOKYO

2022.7.13に
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学生ならやること
  • #インタビュー

僕が今、学生なら絶対やること

今池 今日は大学3年生である私から、先輩起業家の林さんに「俺が今、学生なら絶対これをやる!」をテーマにお話を伺います!よろしくおねがいします!
早速ですが、林さんが今学生だったらこれをやるなとか、今の学生の子がこれをやっておけば、俺みたいになれるよ!みたいなことって思いつきますか?

林さん 2つあります。誰でも簡単にできることでいうと、まず料理です!料理は起業と同じだと思っています。料理と言っても自炊ではなく、人に食べてもらうための料理のことです。食べてもらう人が彼女さんだったら、口が僕より小さいから具材は小さめに切った方が良いなとか、普段ジャンクフード食べている人なら、塩分控えめにしようとか。

今池 たしかにマーケティングと似ていますね。相手ありきの料理っていうのが大切なんですね。

林さん そうです。みんな絶対美味しかったって言ってくれますが、そういう意味ではヒアリング能力も求められると思います。塩加減はどうだったか、出汁を工夫してみたんだけどどうだったか、など具体的に聞くことで、意見を聞くことができますよね。

今池 商品・サービスを改善していくプロセスと全く同じですね。
もう一つはなんですか?

林さん Amazonとかでモノを売ることです。プログラミングも大切なんですが、人によっては使わない人もいるし、これから義務教育化されるとなるとあえて学ぶ必要はないと思ってます。それよりは相手が何を求めているのか、考える能力はどんな仕事でも普遍的に必要になるかと思っています。

今池 よくMVPで良いから、「なにかサービスを提供してみろ。それが経験になる。」とアドバイスをいただいてきましたが、Amazonの出品でも勉強になるとは。そういう視点でAmazonやメルカリを考えたことはなかったなぁ。

林さん 使い終わったスマホケースを売るとかでも「@@市限定です!」とコメントをつけたり、傷がないことを安心してもらうために写真をいっぱい、きれいに映るように工夫したり、買い手の目を気にしますよね。だから、相手がいることだったら何でも学びになると思います。

今池 相手がいることなら学びになるんですね。それではプレゼントなんかはどうですか?

林さん プレゼント選びは、とことん突き詰めることができます。母の日、父の日、毎年何を渡したら喜んでくれるかなとか。あと、手土産は他と差をつけられるとポイントでもありますね。

今池 良いですね。私も今度取引先と会議があるので、手土産持参するようにします。

林さん 手土産は、消去法で考えると良いですよ。カットケーキは日持ちしない、乾き物はもらい飽きてる、近所のデパ地下で買えるようなものはNG。お酢や、地元でしか買えないお菓子などおすすめです。

今池 その観点で行くと、はちみつなんかも良さそうですね。手頃な価格でちょっと高級感があるブランドのものが買えます。

林さん いいですね。プレゼントに人が求めているのは非日常だから、そこに日常的に見るデパ地下の商品は、相手のことを考えられていない気がします。

今池 僕はハリーポッターが大好きで、それを知っていた友達が百味ビーンズ(物語に登場するお菓子)を買ってきてくれたのが、7~8年経った今でも印象に残っているんですよね。非日常という意味では、それも良かったのかもしれませんね。

林さん 非日常的な上に相手のことをよく考えられていて、とても良いプレゼントですね。結局は価値交換で、それがお金に変わるだけなので、プレゼントも同じことなんですよね。逆に言うとビジネスは「人を喜ばせること」、プレゼントと同じなんだって考えれば気が楽にもなります。

今池 そういう心持ちで働けたら良いですよね。林さんからは「相手がいるなにか」をやるべきだ、とのお話しいただきました。
ありがとうございました。

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