コンシェルジュインタビュー：先輩起業家に聞きました

今池 今日は大学3年生である私から、先輩起業家の横川さんに「わたしが今学生なら絶対これをやる！」をテーマにお話を伺います！よろしくおねがいします！
早速ですが、横川さんが今学生だったらこれをやりたい、とか、これをやっておくのはおすすめ、みたいなことって思いつきますか？

横川さん一つは「生きた人脈づくり」です。社会人になると、 Facebookの友達がどんどん増えるんですよ。でも「この人、どこで繋がったんだっけ」という関係性ではもったいない。どういう人間なのかお互いに覚えているくらいの関係性があったほうが良いと思います。「●●が好きで▼▼をやっている ■■さんですよね。」くらいの感じです。

今池「生きた」人脈ですか。お仕事にも繋がりそうですね。

横川さんそうですね。これまで 色んな人とつながったけれど、仕事につながったのは一生懸命なにかを楽しいと思ってやっていたときに無邪気に繋がったご縁が多いです。 会社に所属すると、組織の立場や企業秘密などがあるので、同じ業界の人にはこの話はできないなとか、相手によって話題を選ぶ必要性も出てきます。

今池他にもありますか？

横川さんもう一つは恋愛をして欲しいです。とことん一人の人と向き合う経験が人間的に自分を大きく成長させてくれたと思うからです。これからVUCAと言われる複雑で曖昧な時代の中で、予測不可能なことに対応する力が求められるけれど、多くの場合、一人ではできることじゃない。どう一緒に乗り越えていくかが大事になってくると思っています。

今池恋愛ですか。なかなかエキセントリックな回答ですね。

横川さんちなみにわたしの学生時代はゼミ一色で、恋愛とは程遠かったんですけどね（苦笑） とことん 一人の人と向き合う経験だったら、相手が家族であろうと友人であろうと良いと思いますが、恋愛は特に、自分ごととして向き合いやすいと思います。パートナーは、家族 以外で自分を肯定してくれる存在になり得ますし、どっぷり感情的にぶつかる経験、してみてほしいですね。

今池ひとりの人ととことん向き合う経験からは、何が得られますか？

横川さん意図を推進しようとする力、人を巻き込んでいく力が得られると思います。現代において、もはやエンジニアやwebデザイナーのスキルを持っていたら安泰だ！みたいな時代は終わってしまったから、やっぱり人と協力してなにかを成し遂げることが求められると思っています。

今池たしかに就活をしている中で、多くの場所で自分一人では何もできないって聞きます。恋愛、頑張ります（笑）

横川さん良いね！実は、他者との関係性という話は、もう一つ学生さんにおすすめしたいことともつながってきます。

今池どういうことですか？

横川さんそれは、好きで得意なことを見つけること。自分だけではそれは絶対に見えなくて、他者との関係性、比較によって見えてくるものなので。

今池なるほど。他者と真剣にとことん向き合うことが大事というのは、そこにも訳があったんですね。

横川さん就活やサークルをなんとなく周りに流されるようにやっている人もいるかもしれないけれど、自分軸を持って「自分が楽しいと思うからそれをやる。」という感じでできるなにかがあれば素敵だと思います。「スキルを身に着けなきゃ」というのは先のことを考えていて偉いのかもしれないし、できることが多いほうが選択肢も確かに広がる けれど、それがやりたくないことだったら、どうするの？やり続けることはきっと難しくなりますよね。 好きでやっているうちにスキルが身についてくるのが、理想的ですよね。

今池最初に話してくれた「無邪気に人と繋がる」っていう話ともつながってきますね。自分の好きなものが明確じゃないと、「●●が好きで▼▼をやっている■■さんですよね。」くらいの感じで覚えてくれている関係性を作れないっていうのもあるかもしれないですね。

横川さんそうですね。明確に人に言えたほうが相手の印象にも残ります よね。

今池はい。それでは以上3つ、生きた人脈づくり、恋愛、好きで得意なことを見つけるでしたね。ありがとうございました。