2020.10.19 コンシェルジュリコメンド by 松井みさき

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2020.10.19


スタハTAMAではメンバーのみなさんが自由に閲覧できる書籍を多数ご用意しています。
今回はその中からコンシェルジュ・松井みさき氏おすすめの起業に役立つ本をご紹介します。
読書で秋の夜長を満喫しませんか。

松井みさき氏プロフィールはこちら


世界のエリートはなぜ表紙

「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか」 山口周 著

こんなにも痛快に辛辣に、はっきりとわかりやすく、日本の社会・会社について指摘してくださる方はそういないのでは。
こういう方を待っていたという感じです。単なる評論家視点ではありません。
ものすごい説得力と、愛があると思います。
「こういうのあるある」とときに笑わせられながら、
ときに笑い事にもできないレベルで考えさせられうなづかされ、
読んでいくうちに、「今変わらなければほんとうに日本はやばい。まずは自分と自分の回りから変えていかねば」
と行動を起こさせてくれるような本です。

《こんな方におすすめです》
「日本のこういうところがダメなんだ!」
と日頃からイライラしつつも、じゃあ自分でどうしたらいいのだろう?と悶々としている方へ。

センスは知識からはじまる表紙

「センスは知識からはじまる」 水野学 著

「私、センスないんで」とつい言ってしまいがちの方、いませんか?
自分を謙遜しすぎていませんか?
もしくは、それを免罪符に使っちゃっていませんか?
センスは実は、生まれながらのものと思わなくていいのです。
そして、もともとセンスがないからとそれを身につけるのを怠っていては、きびしいのです。
年令やバックグラウンドにも関係なく、センスはこれからもどんどん磨いていけるんだ、また磨いていかなくちゃ、と思わせて頂きました。

《こんな方におすすめです》
自分にはセンスがないと落ち込んでいる方、また、開きなおってしまっている方へ。

枠を壊して自分を生きる表紙

「枠を壊して自分を生きる」 石黒浩 著

一度、石黒博士の講演を聴かせて頂く機会があり、黒ずくめの格好と、眉間のしわの強面のルックからいい意味で意表を突かれ、
お話がめちゃくちゃおもしろくて大笑いさせて頂いたので、本を買って読んでみようと思い、数冊読んだうちの一つです。
ロボット博士の石黒博士がもともと画家になりたかったというところや、
実は「人の好き嫌いがない」「怒ったことがない」ということも、人間として興味をそそられました。

《こんな方におすすめです》
自分には関係のない分野・むずかしそうな分野だからと物事や人付き合いを敬遠しがちな傾向のある方へ。

世界といまを考える表紙

「世界といまを考える」 是枝裕和 著

是枝監督が、映画監督という立場から、いろいろな分野の第一線の方と対談をされています。
作家、マンガ家、音楽家、俳優などクリエイティブ方面だけでなく、学者の方も。
ある分野とある分野の掛け合わせの視点はものすごくおもしろいことが多いですが、
是枝監督はドキュメンタリーも創作も手がけられる監督で視点が深く、なおさらで、名インタビュアーです。
是枝監督の、作品だけではなく対談にも唸らせられました。

《こんな方におすすめです》
いろいろなジャンルのことをわかりやすい視点でのぞいてみたい方へ。

日本人の知らない武士道表紙

「日本人の知らない武士道」 アレキサンダー・ベネット 著

私は日本で生まれ育ってからニューヨークに渡り、そこで9年ほど暮らしました。
よくある話ですが、日本にいたときよりも、日本の芸術文化や精神文化に興味を持つようになり、
また外国人の方が日本人よりも日本のそういった文化に詳しいことがあると、
日本人の私は「禅」や「武士道」というものをDNAで感覚的にわかっている気になっているけれど、何をわかったつもりになっているんだろう?外国人にうまく説明できないじゃないか、と歯がゆくなりました。
なので、ちゃんとわかりたいと思い、東京に移住してから、華道と合気道を習い始めました。
この本の著者はニュージーランド人で、日本で剣道、居合道、なぎなたの武士道研究家となった方で、客観的な視点を持っているとともに、武士道を「実践」から読み解いているので、非常にわかりやすいと思います。

《こんな方におすすめです》
日本人としてわかっているようでわかっていない、日本の武士道、精神文化について知りたい方へ。



ご紹介した書籍はすべてスタハTAMAのコンシェルジュリコメンドコーナーにございます。
気になるものがあれば是非手に取ってみてください。
また実際に読んでくださった方の感想もお待ちしています。お気軽にコンシェルジュにお声かけください。