ものづくり起業 補助金・助成金の概要と審査のポイントは?

ものづくり起業 補助金・助成金の概要と審査のポイントは?

ものづくり起業

ものづくり起業にむけて、アイデアを具体的な形にして販売するためには、資金が必要になります。
開発資金だけでなく、ものづくり作業を外部に委託する場合には委託費用を用意しなければなりません。
自己資金だけで足りない場合には、他人から資金を調達することになります。

ものづくり起業 資金調達の方法

資金調達の方法は借り入れと出資とに大きく分かれます。
単なる借り入れの場合、利子をつけて返済する必要があります。
しかし、最初に借り入れが必要でも一部のみの返済で済むのが補助金・助成金です。
助成金は、要項等の要件を満たしていれば基本的には助成されるものですが、補助金については、要件を満たしていても、他の方との優位性で判断される側面もありますので、審査上のポイントを理解しておくことは重要なことです。

ものづくり起業に関する補助金・助成金

現在、日本には中小企業が受けられる補助金・助成金の数は3,000種類以上あるとされています。
その中から、ものづくり起業の条件に合った助成金・補助金を見つけることが大切です。

製品開発に利用できる
東京都の助成金(例)
販売に際して利用できる
東京都の助成金(例)
ものづくりに関連する
機材調達等に使用できる
国の補助金(例)
※すでに年度の応募期間が終了したものもあります。

応募期限や審査期間は各補助金・助成金よって違います。また、年度ごとに変更される場合もあります。
それぞれの補助金・助成金のホームページなどで、常に確認することも大切です。

審査のポイント

これらの補助金・助成金を獲得するためには、まずは用途に適した補助金・助成金を選択して事業計画を中心に記載した申請書を作成・提出する必要があります。しかも申請要件の審査があり、申請しても誰もがもらえるものではありません。
例えばものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金では技術面、事業化面から事業計画が審査されます。
審査に通るためには、技術面では新規性や競合に対する優位性等、事業化面では市場状況や販路等、事業の実現性を具体的に証明する必要があります。 従って、ポイントを押さえた書き方が重要となってきます。

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TOKYO創業ステーションTAMAは、東京都と連携する東京都中小企業振興公社が運営する創業支援施設です。起業相談、事業計画書策定支援、イベント・セミナーのご参加、テストマーケティング出展など、すべてのサービスを無料でご利用いただけます。
ものづくり専門相談」では、利用者の方の状況や目指すものに合った補助金をご一緒にお探しします。書き方のポイントについてもアドバイスさせていただきます。 ぜひ、ご相談にきてください。

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TOKYO創業ステーションTAMA

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著者写真著者:TOKYO創業ステーションTAMA Planning Port 事務局 村岸 伸樹
食品メーカーにて法人営業、監査業務に従事。2022年4月に公益財団法人東京都中小企業振興公社に入社し、TOKYO創業ステーションTAMA Planning Port 事務局に着任。