飲食店開業(創業)までのスケジュール
飲食店開業(創業)までのスケジュール
飲食店の開業・カフェの開業のために必要な流れをご紹介していきます。
特に物件の調査・内見→申し込み→銀行融資申し込み→物件契約までの流れを把握しないと、
トラブルが発生することもありますので、しっかりとお読みいただき開業準備を進めてください。
目次
開業準備の全体像を把握する
飲食店の開業は多くのステップを踏む必要があり、それぞれが時間を要するため、全体のスケジュールを把握することが重要です。
まずは、自分自身が目指す店舗のコンセプトやターゲット層を明確にし、そのビジョンに基づいて計画を立てましょう。
スケジュールの全体像をつかむことで、効率的に準備を進めることができます。
物件調査と選定のポイント
必ず複数の物件の内見調査を実施しましょう。
内装工事業者と一緒に内見に行けると、内装工事の費用感が分かるのでおすすめです。
内装工事業者と一緒に内見する場合は、前もって不動産会社の担当者に連絡をしましょう。
理想の立地を見つけるためには、周辺の競合状況や交通の利便性、ターゲット顧客の動線などを考慮した調査が不可欠になります。
また、賃貸契約を結ぶ際には、賃料だけでなく、保証金や共益費、解約予告期間などの条件をしっかり確認しましょう。
契約手続きと審査の進め方
物件が決まったら、不動産仲介業者(管理会社)を通じて、物件オーナー(居抜き物件の場合は現状のテナント)に審査の申し込みを行います。 審査を通過した場合は、契約に移ります。 不動産契約では、書面での確認が非常に重要です。契約条件をしっかりと理解し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。また、契約後に物件が利用可能になるまでのスケジュールもしっかり把握しておきましょう。
資金調達のスケジュール
開業資金を調達するためには、自己資金だけでなく、銀行融資やクラウドファンディングの活用を検討します。
資金調達には時間がかかることが多いため、早めに準備を開始しましょう。特に銀行融資は審査に時間がかかる場合があるため、計画的に進めることが大切です。
スケジュールとしては、物件審査の結果が来た直後に融資申し込みをするとスムーズに進みます。
借入の金額に物件取得費用を含める場合は、賃貸契約の前に借入金の入金を間に合わせる必要がありますので、速やかに銀行融資の申し込みを行いましょう。
日本政策金融公庫で借り入れする場合の注意点
(株)日本政策金融公庫(生活衛生資金貸付)の一般貸付(設備資金)の融資を申し込む方で、
申込金額が500万円を超える場合、お店の所在地の都道府県知事の推薦書が必要です。
必要資料を揃えて、早めに都道府県知事の推薦書を手に入れましょう。
詳しくは、各県の該当ページをご確認ください。
東京都のページはこちら
必要書類と許認可の準備
飲食店の開業には、各種の許認可が必要です。食品衛生責任者や防火管理者の資格を取得するための講習も忘れずに受講しましょう。 また、保健所や消防署への届け出など、開業前に必要な手続きをしっかり把握し、遅れが生じないように計画的に進めてください。
施工計画と内装工事の管理
店舗の内装工事は、計画通りに進めることが難しいことも多いです。施工業者との密なコミュニケーションを保ちながら、スケジュールに遅れが出ないよう管理しましょう。デザインコンセプトに合った内装にするため、細部までしっかりと打ち合わせを行い、完成までの流れを把握しておくことが大切です。
スタッフ採用と研修のタイミング
スタッフの採用は、開業の約2〜3ヶ月前から始めるのが一般的です。採用後はすぐに研修を開始し、オペレーションの流れや接客マニュアルをしっかりと習得させましょう。早めに研修を終えることで、開業前の準備に集中できる時間を確保できます。
オープン前の準備と調整
オープン前の数週間は、店舗の最終調整と準備に専念します。レセプションやプレオープンを実施して、実際の営業をシミュレーションし、必要な改善点を洗い出しましょう。 また、オープン前に行う集客活動やPR戦略も計画的に進め、当日の成功に備えます。
開業当日の最終確認事項
開業当日は、事前に準備したチェックリストを活用し、最終確認を行いましょう。店舗の清掃、食材の在庫確認、スタッフの配置など、すべてが予定通りに進んでいるかを確認することが重要です。 緊張する一日ですが、準備を万全に整え、スムーズなスタートを切りましょう。
まとめ
まずは、自分のビジネスでどれだけのお金が必要で、どれくらい不足しているかを知ることから始まります。
事業計画を作成する中で迷いや不安が出てきたら、専門家に相談することをお勧めします。
店舗ビジネスの立地戦略とは? 立地が良ければ自然と集客力が高まり、売上の向上につながります。
その一方で立地が悪いとサービスや商品の質が高くても集客に苦戦してしまいます。立地の選定に失敗することで閉店に追い込まれるケースも少なくありません。したがって、立地戦略はビジネスの成功に大きく影響する重要な要素となります。 それでは、具体的に解説していきます。
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著者:
TOKYO創業ステーションTAMA
プランコンサルタント
平井 東(ひらい あずま)
銀行にて法人向け貸出業務、税理士法人にて事業計画の作成業務、経営コンサルティング会社にてマーケティング戦略の立案・SEO対策・MEO対策・WEBサイト制作のディレクション等の業務、デジタルマーケティング会社にて大手企業向けのリスティング広告の運用業務、現在は、デジタルマーケティングと経営コンサルティングを行う会社を設立し、中小企業のご支援を行なっている。中小企業に必要な資金繰り・事業計画・計画達成のための戦術にあたるデジタルーマーケティングのノウハウを持っている。中小企業診断士。
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