VRIO分析とは?創業・起業したい人必見!

VRIO分析とは?創業・起業したい人必見!

皆様こんにちは!今日はVRIO分析についてご説明させていただきます。創業をこれからお考えの方も、既に創業済みの方も活用できる、自社の強み(経営資源の競争優位)を見つける分析手法です。事業を経営するうえで競合他社の存在を回避することは不可能に近いです。その中で、自社の強み競争優位を把握することで、自分の強みに資源を集中させ他社との競争優位性を保つことができるようになります。

――VRIO分析とは?

 VRIO分析とはアメリカの経営学者 ジェイ・B・バーニーが提唱したリソース・ベースド・ビューの代表的なフレームワークの事です。VRIO分析では企業が持つ経営資源に対して「価値(Value)」「希少性(Reality)」「模倣困難性(Imitability)」「組織(Organization)」の4つの問いを行い、自社の強みを見つけ出します。

――「VRIO分析の4つの問い」

―― Value

Value(価値)その企業の資源に価値があるかどうかです。顧客や社会に経済的価値や需要を満たすような社会的価値を提供できるか、また外部環境の脅威への耐えうる資源があるかという事を言います。

――Reality

Reality(希少性)他の競合他社よりも希少性のある資源を保有できるかどうかという事です。例えばその会社でしかできない独自技術を持っているなど、他の会社が保有していない資源を持っていれば希少性が高いです。

――Imitability

Imitability(模倣困難性)は上記の希少性だけあったとしても簡単に真似できる技術であった場合には一時的競争優位でしかなく、競合他社に模倣されてしまいます。模倣困難性では、その経営資源を得るためには膨大な費用が掛かるかどうかという事で判断ができ、具体的に言うと主に4つの要因に分けることができます。1つ目は歴史性です。老舗のお店やブランドなど、経営資源が歴史的要因で成り立っていれば、他社が真似をすることは難しい為、模倣困難性は高くなりますね。2つ目は因果の曖昧さです。簡単に言うとブラックボックス化です。外部からみてどのような仕組みで調達されているのかわからない資源の場合は模倣するのも困難です。3つ目は社会的複雑性です。これは経営資源が物理的な組み合わせのみならず、社会的な要因にて存在しているかどうかを指します。コミュニケーションや取引先との関係性、政治的な影響などです。4つ目は特許による制約です。特許により経営資源が保護されていれば、模倣困難性は高くなります。

――Organization

Organization(組織)これは上記の価値があり希少であり模倣困難性は高い資源を組織として活用できるかどうかという事です。それほどまでに素晴らしい資源があったとしても使いこなすことが出来なかったら、事業を継続していくことが出来ません。

――VRIO分析の手法

 次はVRIO分析の方法についてご説明いたします。 基本的には価値→希少性→模倣困難性→組織の順でYESかNOかで判断することで、自社の資源がどの状態であるか位置づけることができます。 最も強い持続的競争優位を獲得するには4つの要素を全て満たす必要があります。
例:某大手フライドチキンチェーン
価値:YES 安く美味しいフライドチキンを提供
希少性:YES フライドチキン専門店として他のファストフード店と差別化している
模倣困難性:YES 秘伝のスパイスはレシピが門外不出で真似することが困難
組織:YES 世界各地に店舗や工場を構え食材も現地調達を行うなど効率的に販売を行うことができる

まとめ

VRIO分析についてご紹介してきましたが、中小企業は大企業よりもVRIO分析を行う必要があります。なぜならば価格や量では大企業に到底勝つことが出来ないからです。もし、大企業が莫大な資金力を武器に、大量生産、薄利多売の戦略を取られたら中小企業では太刀打ちできません・・・・ だからこそ、大企業との差別化ができる持続的競争優位がある資源(製品・サービス)が重要です。 そもそも、どうやって見つけたらいいのか・・・いいアイデアが浮かばない・・・とお悩みの方は、是非TOKYO創業ステーションTAMAへお越しください!アイデア整理から、ご相談、事業計画書の策定、仮設検証まで幅広く支援いたします!

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著者写真著者:TOKYO創業ステーションTAMA Planning Port 事務局 小野
大学卒業後に外資系金融で中小企業向け金融商品の法人営業を経験した後に(公財)東京都中小企業振興公社に入社し創業支援に携わる。事業戦略部 多摩創業支援課 創業支援担当 創業相談担当 テストマーケティング支援 業種別セミナー運営 TOKYO創業ステーションTAMA公式ブログ「創業羅針盤Blog」運営