【今更聞けない用語を解説】VR

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【今更聞けない用語を解説】「VR」
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【今更聞けない用語を解説】VR

今更聞けない用語解説シリーズ。

本日は「VR」について、です。

メタバースがバズワードとなったことで、改めて注目されているVRですが、この記事ではそんなVRについて解説していきます。

VRとは?

VRは「Virtual Reality」の略で、仮想世界を現実のように体験できる技術のことです。似た概念としてARが存在しますが、ARは「Augmented Reality」の略で、現実世界に仮想世界を重ね合わせて体験できる技術を指します。

VRがヘッドマウントディスプレイをかけて仮想世界に突入するのに対し、ARはポケモンGOのように現実世界の延長線上に仮想世界の映像を組み合わせる技術です。

このVRとARを掛け合わせたような技術をMR(Mixed Reality)と呼ぶなど、これらの最先端技術を総称してXR(クロスリアリティ)と呼びます。

そんなVRの歴史は意外と古く、1989年のアメリカのイベントにて初めてVRの体験会が実施されたと言われています。しかし、まだ本体価格が高く、技術も未熟だったため、普及には至りませんでした。

そこから幾度かのVRブームを経て現在に至ります。

その存在自体は世間に浸透したものの、今尚VRがゲームや仕事など、日常生活に根ざしているかと言われれば、まだまだ普及していません。

その理由は、ヘッドマウンドディスプレイの価格がまだ高いこと、そしてVR酔いが発生するなど、まだ人が錯覚し居心地が良いほどの仮想空間を実現できていないことが挙げられます。

Meta社が提供するOculusが4万円以内で購入できるようになり、だいぶ普及が進んでいますが、まだまだその所有台数は世界的に見ても少ないです。

ただ、今後メタバースブームや5G(6Gや7Gも)が到来することによって、飛躍的にVRの可能性が広がっていくと呼ばれているので、再注目されている領域ではあります。

メタバースとの関連性

昨今、メタバースがバズワードとして非常に有名になっています。FacebookがMeta社に社名を変更したことで、一気に世界中の人がメタバースの存在を知りました。また、社名変更の本気度を見ることで、メタバースがどうやら絵空事ではなく、いずれ来る未来なのではないかと、ビジネス界隈での認識がアップデートされました。

このメタバースに関してもいろんな定義や未来予測はありますが、ここではそれは割愛します。そんなメタバースと密接に絡んでくる技術こそがVR技術です。

▼メタバースの解説記事

スタハ通信「メタバース」

メタバースは仮想空間上でゲームや仕事を行うことを指します。そのため、XR技術の中でも、ARのような現実の延長線上の仮想空間ではなく、VRのような完全別の世界の仮想空間を指して使われることが多いです。

そのため、最近のXRの研究では特にVR技術が注目されており、その用途はゲームなどのエンタメに関わらず、教育や仕事への活用も注目されています。

例えば、教育に活用することで世界中どこにいても、最先端の教育がかなり解像度高い状態で受けることができるようになります。現在でも動画教材で教育を受けることができますが、それが更に進みます。そして、例えば歴史の勉強や地理の勉強など、その土地の映像を実際に見ながら勉強することでよりわかりやすく勉強することができます。

仕事も同様に、メタバース出社のような形で、メタバース上にオフィスができて、そこに出社し、作業し、会議をする世界になるかもしれません。

更に、特定の病気の治療にもVR技術が使われる例も生まれています。例えば、吃音症の改善のために、わざとVR空間で緊張する状況を作ることでちょっとずつ練習をしていきます。それを繰り返すことで症状が改善したという症例も数多くの報告されています。

このようにこれから来るメタバースの世界観(仮想空間で生きる時代)において、VR技術は不可欠なものなので、ここ10年で飛躍的にその市場が伸びていくと予想されています。

まとめ

最後にまとめです。

以上、VRについてでした。百聞や一見にしかずなので、VRについて勉強したい人はぜひ一度VRを体験することをお勧めします。自分でヘッドマウントディスプレイを買うことが難しい方は、VRが使えるテーマパークに遊びに行ってみてもいいかもしれません!

三井 滉平氏

26歳 / 一般社団法人 未来起業家交流会 代表理事 / 株式会社demmpa 代表取締役

U25の起業家コミュニティ運営する未来起業家交流会を4年前に立ち上げ、1年前に法人化。累計動員数は1,500人を超え、2018年夏にはクラウドファンディングで100万円を調達し、全国47都道府県で同時開催する「47未来起業」を実施。また、2020年1月に「全ての社会課題を解決する」をビジョンに掲げ、株式会社demmpaを立ち上げ。現在は、もう一つのSNS「demmpa」の開発、運営をしている。

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