わたしの創業ものがたり
株式会社 プレシャスマム 編

プレシャスマム

COMPANY INFORMATION

株式会社 プレシャスマム
東京都中央区日本橋2-1-17 丹生ビル 2F

産後ママと赤ちゃん、その家族を対象に、産後母子ケア、家事代行サービス、育児支援サービスなどを展開。2018年10月設立。
https://www.premom.jp



代表取締役/安原 瑞枝
大手保険会社の営業職、移籍したブライダル関連企業では引き出物の商品開発及び100人以上のパートスタッフを束ねる管理職として活躍。起業準備のため約1年にわたり産後ヘルパーも経験した後、「ひとりで頑張らないで! 」を理念として創業。経営者となった今も現役の産後ヘルパーとして現場に立つ。




-きっかけ-
後輩ママを支える先輩ママのチームを作ろう!


赤ちゃんを授かりママになると「この子のために頑張ろう」と思います。素敵で幸せな覚悟ですが、頑張り方を間違えると育児が苦しくなります。私も、二人の子どもを産み育てる経験をしましたが、仕事との両立の難しさに直面しましたし、「子育てに自信が持てない」という理由から職場復帰しない友人も多くいました。そこで、私が苦しい時、職場や近所の先輩ママに支えてもらったように、後輩ママたちのために「何かできないか」と考えたのが産後ヘルパーになったきっかけです。そして、お客様から、規模ではなく“組織になること”で出来る幅が広がっていくことを教えてもらい、「肩に力を入れずにチャレンジしてみては」とアドバイスもいただき、起業する決意が固まりました。



-準備-
「ダメ出し」を出発点にアイディアをブラッシュアップ


起業を考えている時にTOKYO創業ステーションを知って、プランコンサルティングを利用しました。「このビジネスプランって起業に値する?」「世の中に認めてもらえる?」という漠然と抱く不安について、明確な指摘を受けたかったのです。つまり、「ダメ出し」を出発地点にしようと考えていました。プランコンサルティングでは、もちろん「ダメ出し」もありましたが、その指摘とアドバイスこそが、不安の解消と未来図の明確化につながったと思っています。やがて、TOKYO創業ステーションを卒業するとき、最初に思い描いて書き出したアイディアが整理・分類されて「事業計画書」となり、どこにでも持ち歩ける「私の武器」になっていました。


現在は、「産じょく期(出産~約80日)専門の産後ケア」として、産後ママの心身回復ケア、赤ちゃんのお世話ケア、家族の家事代行ケアの3つのサポートをお任せいただいております。在籍する産後ヘルパーは全員が出産と子育ての経験がある先輩ママ。自身の経験と知識と共感の心で優先順位を判断し、トータルでケアができる点も特徴です。ママの気持ちに寄り添う心強い伴走者、“実家のお母さん”みたいな存在になることが最大のミッションです。



-展望-
産休・育休セミナーの開催も視野に入れた未来図


私たちの仕事は、お客様の家の中に入って大切な赤ちゃんと接し、さらに家事まで行うことになります。だから、ご家族との信頼関係が必要不可欠なのです。実績が乏しい創業直後は、お客様からの信頼が無いため、依頼も少ないのが現実。覚悟していたことではありますが、とても不安な時期でした。でも、こんな時こそ“待ちの姿勢”にならないことだと奮い立ち、ブログを毎日更新して情報発信を行い、TOKYO創業ステーションが開催するセミナーやイベントなどにも積極的に出かけました。そして、とにかく人に会って自分の仕事のことを話すように心掛けたのです。そうすることで、「自分がやろうとしていることに間違いはない」という信念みたいなものが生まれた気がします。


最近では、育休を取得したパパに育児や家事を教えてほしいというリクエストをいただく機会も増えています。今後は、ご家族全員で取り組む産後ケア、離乳期に向けたケアなどの新たなサービスを構築し、さらに、これまでの実績や経験をもとに企業の福利厚生の一環として、産休や育休に入る前のパパやママを対象にしたセミナー開催のプランも持っています。「B to B」も視野に入り、暫くは未知の世界に挑戦する毎日が続きそうです。


プレシャスマム

産後ヘルパー養成のための研修は事業の根幹。研修には現スタッフも加わり常に情報を共有する。


プレシャスマム

プランコンサルティングではプランを書き出したノートを持参して改良と改善を繰り返した。これはその1ページ。


ひとこと
プレシャスマム

「普通の主婦だって起業できるはず!」と、TOKYO創業ステーションの扉を開けました。


創業を目指す方へ~応援メッセージ~

思い描くプランを書き出すことから始めてみてください!

まずは皆さんが思い描くビジネスプランなどをどんどん書き出し、それを人に見せ、熱く語っていきましょう。ダメ出しを恐れず、多くの人に自分のプランを話すことがスタートライン。私にとって熱く語る場所がTOKYO創業ステーションでした。そして起業に必要なことの全てを教わりました。ぜひ熱く語ってください。

株式会社 プレシャスマムの利用サービス
プランコンサルティング