TOKYO創業ステーション創業事例集  白井 栄里奈さま

株式会社well2 Lab(ウェルツーラボ)
企業イメージ
漢方と分子栄養学の融合で、不調の根本原因にアプローチ。
健やかな心身を基盤に、自分らしく輝ける人を増やしたい。

COMPANY INFORMATION

株式会社well2 Lab(ウェルツーラボ)

東京都目黒区下目黒1-4-7グリーンハイツ行人坂216 (漢方と分子栄養学のカウンセリングサロン well2 Lab )
2024年創業。薬剤師としての知見を活かし、漢方と分子栄養学を組み合わせたオーダーメイドのカウンセリングを提供。一人ひとりの体質や生活習慣に深く向き合い、不調の根本改善をサポートする。オリジナルサプリメントの製造販売や講演活動を通じて、自立して健康を管理できる社会を目指している。

代表取締役 白井 栄里奈(しらい えりな)

慶應義塾大学薬学部卒業、薬剤師。大手製薬会社(中外製薬)での営業、医療ベンチャーを経て、漢方相談薬局に勤務。現代医療では解決しきれない不調の多さを目の当たりにし、心身を根本から元気にしたいと、東洋医学と分子栄養学の可能性を確信して独立。「Beauty Japan 2025 日本大会」ファイナリスト。

①起業のきっかけ
―現代医療の「その先」へ。一生をかけて伝えたい、根本改善の道―
インタビュー風景

私のキャリアは一貫して医療の現場にありました。薬剤師として製薬会社や医療ベンチャーで働き、薬で病気の治療を目指す西洋医学の素晴らしさを実感する一方、課題も感じていました。検査数値に異常がなくても体調が優れない方や、治療を繰り返しても根本的な改善に至らない方が多かったのです。 「病気になる前のアプローチ(予防医療)が必要なのではないか」。そう考えていたときに出会ったのが、漢方を中心とした東洋医学でした。きっかけは、大阪を訪れた際に偶然、東洋思想をベースにした「四柱推命」を体験したこと。人間も自然の一部と考えて運気を読み解く「四柱推命」を知り、東洋思想を医学に反映させたのが「漢方」ではと気付いた瞬間、漢方の世界に惹き込まれたのです。人間も自然の一部であり、体内のバランスを整えれば本来の健康を取り戻せるという漢方の考え方は、私の価値観を大きく変えました。 早速、漢方相談薬局で働き始めたところ、心身の不調に悩む多くのお客様が、見違えるように元気になる過程を目の当たりにしたんです。「この素晴らしいアプローチを世の中に広めたい。これが、私が一生をかけて取り組む仕事だ」と確信しました。 その後、毎日の食事で体調改善ができるよう分子栄養学を学び、2024年に漢方と分子栄養学のカウンセリングサロン「well² Lab(ウェルツーラボ)」を開業、独立しました。「well² Lab」には、「Wellness(心身の健康)」と「Well-being(社会的な幸福)」が掛け合わさることで、人は初めて自分のやりたいことを実現できる。そんな世界を創っていきたいという想いを込めています。 現在は、カウンセリングを通じ、徹底的にお客様の生活習慣や価値観に向き合う日々です。慢性的な疲れに悩む男性、更年期症状に悩む女性、不登校で悩むお子さんなど、幅広いお客様のご相談をいただいています。漢方薬やサプリメントを提案するだけでなく、「この不調がなぜ起きているのか」をともに紐解き、お客様が自身を知り、自律的に健康を選択できるようになる状態を目指しています。

②事業化に向けて
―「女性起業ゼミ」で加速した創業準備。仲間とともに壁を乗り越える―
サロンでのカウンセリング風景

今では笑い話ですが、創業を決心した当時は何から始めればわからず、いきなり日本政策金融公庫さんに「どうすればいいか」とお電話してしまったんです。「創業後、融資が必要になったら連絡ください」と優しく諭していただき(笑)、公庫さんのアドバイスがきっかけで、TOKYO創業ステーションに出会うことができました。 そこで参加したのが、「女性起業ゼミ」です。全8回のゼミでは、事業計画書の作成、資金調達、経理といった創業に必要な基礎知識を体系的に学べるだけでなく、宿題や書類作成を通じて、自身のサービスを深掘りできました。さらにありがたかったのは、ゼミの受講期間中に「プランコンサルティング」を受けられたことです。ゼミでの学びを事業に落とし込む際に出た疑問を「プランコンサルティング」の個別面談で専門家に質問し、すぐに解消できる。こういった万全なサポート体制があったからこそ、前職を退職後、わずか7ヶ月で開業できたのだと思います。 また、ゼミ形式でともに学んだ仲間の存在も大きな力になりました。「創業」という同じ目標に向かって奮闘してきた仲間とは、今でも近況を報告し合ったりイベントに協力し合ったりと、切磋琢磨し合える関係が続いています。さらに、事業拡大の後押しとなったのが「創業助成金」の活用です。治療器の購入や、家賃、広告宣伝費、さらに人件費まで助成をいただけたことは、初期投資がかさむ創業期の大きな支えとなりました。

③これからのビジョンは?
―心身を健やかにする選択をサポートし、誰もが幸せに寿命を全うできる社会へ―
サロンでのカウンセリング風景

今後取り組みたいのは、SNSなどを活用してよりオープンに情報を届け、ご紹介以外の集客に注力していくことです。また、カウンセリングに力を入れながらも、女性のヘルスケアに着目している企業へのソリューション提供や、不登校やメンタル面で悩むお子さん、そのご家族に向けて食の大切さを伝える講演活動などにも力を入れていきたいと考えています。 人間は本来、100歳、120歳まで元気に生きられるはずだと私は信じています。かつて、私が大阪で四柱推命に出会って「自然の理(ことわり)」に気付いたように、多くの方が自分の「心身の理」を知り、心身を健やかにする選択ができれば、病で苦しむ時間を減らし、健やかに寿命を全うできるはずです。一人ひとりが自分らしく、幸せに生きられる社会。その実現に向けて、これからもお客様の伴走者として走り続けていきます。

④創業を目指す方へ~応援メッセージ~

「創業に関しては、どんな人でも小学生のような存在なのだから、わからないことがあって当たり前」。TOKYO創業ステーションでかけていただいたこの言葉に私は救われました。創業のステップについて未熟であることを恥じる必要はありません。専門家の先生方に不明点を整理していただくだけでも、創業までのスピードは確実に上がります。東京都には、TOKYO創業ステーションをはじめとする手厚い支援体制があります。ぜひ周囲のサポートを積極的に受け入れ、あなたの「やりたいこと」を実現してください。