アイデアのブラッシュアップ方法と
事業計画書のひな型・無料テンプレートダウンロード
事業計画書のひな型と、数値計画表を簡単に作成できる各種ひな型・テンプレートをご紹介します。
ただし、事業計画書の作成に取り掛かるのは、ちょっと待ってください!
“アイデアをブラッシュアップさせる”というステップを踏んでいますか?
アイデアがあるだけではただの「着想・思い付き」にすぎません。これを言語化することによって、思考を客観的に整理して、“より伝わる”事業計画書が作成できるようになります。
この記事の前半では、事業計画書の作成に役立つ「アイデアのブラッシュアップ方法」を紹介し、記事の後半で、事業計画書に使える各種ひな型をご紹介しています。
これを読めば、事業アイデアをブラッシュアップさせることができ、あなたの夢を実現させるために必要な「事業計画書」がよりスムーズに作成できるようになります。
すでにアイデアがまとまっているという方も、一度、以下のブラッシュアップ事項にさっと目を通し、漏れがないかをチェックしてみましょう。必要ないという方は、コチラから「事業計画書のひな型」をダウンロードしていただけます。
◆目次
- 事業計画に落とし込む前に整理しておきたい7つのポイント
- アイデアの源・背景
- 誰のためのプロダクトなのか?
- 解決すべき悩みや問題は?
- 既存の解決方法で解決できないことは?
- プロダクトが提供する解決方法は?
- プロダクトを一言でいうと?
- ユニークな点や差別化ポイントは?
- 書き終わったら周囲の人に読んでもらう
- 無料で先輩起業家に相談できるサービスを利用する
- 事業計画書のひな型ダウンロード
- 事業計画書の本体ひな型(word形式)
- 販売計画・経費計画・収支計画・資金繰り表・資金計画の表データのひな型(Excel形式)
- 業種別事業計画書のサンプルファイル
- 無料!専門家による事業計画書作成サポート
- TOKYO創業ステーションのプランコンサルティング
- ビジネスプラン作成の支援
まずはアイデアをブラッシュアップする
事業計画書を作成しよう!と意気込んで、今すぐに取り掛かりたくなるかもしれませんが、まずは一歩立ち止まって、あなたの持っているアイデアを整理することから始めましょう。
アイデアを整理することは、スマートで伝わりやすい事業計画書を作成する上で大切なステップ。書き出してまとめることで事業アイデアをブラッシュアップすることにもつながります。
まずは、アイデアを整理するための「ブラッシュアップシート」をダウンロードして、以下の7つのポイントを書き込んでいきましょう。
※こちらは「事業計画書」ではありません。
事業計画に落とし込む前に整理しておきたい7つのポイント
事業計画書に落とし込む前に整理しておきたいポイントは以下の7つです。
- アイデアの源・背景
- 誰のためのプロダクトなのか?
- 解決すべき悩みや問題は?
- 既存の解決方法で解決できないことは?
- プロダクトが提供する解決方法は?
- プロダクトを一言でいうと?
- ユニークな点や差別化ポイントは?
ひとつひとつ解説してきます。
1.アイデアの源・背景
あなたの持っているアイデアはどのように、なぜ思いついたのか、実体験に基づいた背景を書き出してきます。
このパートは、どうしても熱量が多くなりがちです。まずは、思いの丈をすべて書き出してみて、その後、相手にわかりやすく伝わる文章になるように短縮していくというやり方がおすすめです。
2.誰のためのプロダクトなのか?
あなたが提供する商品やサービスを、誰が必要としているのか、顧客となるターゲットを設定しましょう。
・具体的なペルソナは?
顧客となりえる1人の人物像を、ペルソナとして、細かいところまで言語化できているか確認します。
具体的には、年齢・性別・住んでいる場所・どんな家に住んでいるか・職業・年収・趣味・性格まで細かく設定します。
それによって、どんなサービスや商品をどう提供したらいいのか、さらに見えやすくなっていくはずです。また、サービスや商品自体をブラッシュアップすることにもつながります。
3.解決すべき悩みや問題は?
あなたが提供するサービスや商品が、ターゲットのどんな悩みを解決してくれるのかを簡潔にまとめます。このとき、徹底的に顧客の目線に立って、あくまでも客観的に検証してみることが大切です。また、説得力を増すために必要なデータなどもあれば集めておきましょう。
4.既存の解決方法で解決できないことは?
今世の中にある似たようなプロダクトが、解決できていない問題点は何かを書き出します。これによって、目指すべき問題解決点が視覚化されるため、企業として進む方向性が定まっていきます。
5.プロダクトが提供する解決方法は?
あなたの提供するプロダクトが実現できる解決方法とは何でしょうか?ここで、あなたが提供しようとしているモノやサービスの価値が浮き彫りになってきます。以下の3つのポイントで考えてみると、伝わりやすくなります。
・機能のベネフィット
あなたの提供するモノやサービスが持つ優れた機能とは何でしょうか?この項目では例えば、「早い」、「安い」、「軽い」、「丈夫」などといった機能に特化したベネフィットを挙げていきます。
・感情のベネフィット
あなたの提供するモノやサービスを利用した人は、どのようなプラスの感情がわき起こるでしょうか?「安心する」、「高級さを感じる」、「リラックスできる」、「美味しい」など、お金を出しても利用したいと思えるような感情的なメリットは何かを書きましょう。
・自己実現のベネフィット
あなたの提供するモノやサービスを使うことで可能になる自己実現というと、どんなイメージが思い浮かぶでしょうか?
例えば、「もっと自分らしくいられる」、「自信がつく」、「なりたい自分に近づく」など、利用者が実現したい自己の理想に、どれだけ近づくことができるのかを挙げていきます。
6.プロダクトを一言でいうと?
誰の、どんな悩みに、どんな解決方法や価値を、どのように提供するのか、を簡潔にまとめましょう。
例えば、 『自由に使えるお金があまりない大学生向けに、全商品500円以下でボリューム満点の美味しい料理と、SNS映えする素敵な空間を提供するパスタ屋を、学生街の高田馬場にオープンする』 といったようにまとめます。
7.ユニークな点や差別化ポイントは?
ほかの企業にないオリジナルの価値・個性を書き足していきます。強みとして打ち出せる特長は何かを、簡潔に示しましょう。
・書き終わったら周囲の人に読んでもらう
書き終わったら、周囲の人(できればターゲットに近い人)に読んでもらいましょう。自分だけでは思いつかなかった点に気が付くことができるかもしれません。フィードバックをもらい、修正を重ねてさらにブラッシュアップしましょう。
・無料で先輩起業家に相談できるサービスを利用する
TOKYO創業ステーションでは、起業経験者が、起業の悩みや疑問に気軽に答えてくれるサービス「コンシェルジュ起業相談」を実施しています。
ブラッシュアップしたアイデアを先輩起業家に読んでもらい、アドバイスをもらうことで、もっとよいアイデアがうまれるかもしれません。
無料で毎日相談を受け付けているので、積極的に利用してみましょう。
\無料!先輩起業家に相談/
事業計画書のひな型ダウンロード
アイデアのブラッシュアップができたら、いよいよ事業計画書の作成に取り掛かりましょう。
TOKYO創業ステーションの専門家が用意した「事業計画書のひな型」を、以下から無料でダウンロードできます。
事業計画書の詳しい書き方やポイントについては、以下の記事でご紹介しています。合わせて読んでみてください。
・事業計画書の本体ひな型(Word形式)
事業計画書のひな型として、多くの方にご利用いただいています。創業支援の専門家が作成したもので、まとめやすく、相手に伝わりやすい事業計画書が作れます。
・販売計画・経費計画・収支計画・資金繰り表・資金計画の表データのひな型(Excel形式)
事業計画書を作成する上で、数字やデータをまとめることが必要です。そのために役立つのが、表データが簡単に作れる入力式のExcelファイルです。これがあれば、面倒な表づくりも簡単です。ひな型は、以下からダウンロードいただけます。
・業種別事業計画書のサンプルファイル
業種別に作成した、お手本となるサンプルを用意しました。あなたが起業したいと考えている業種に近いものを利用してみてください。
また、異なる業種のサンプルにも目を通しておくと、思わぬ発見があったり、見落としていたことに気が付くこともあります。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
■無料!専門家による事業計画書の作成サポート
はじめての事業計画書作りは、進めていくうちに、疑問に思ったり、つまずいてしまうことも多いはずです。
そこで、TOKYO創業ステーションでは、「プランコンサルティング」という創業支援のプロによる事業計画書作成支援サービスを実施しています。
TOKYO創業ステーションのプランコンサルティング
TOKYO創業ステーションのプランコンサルティングは、東京で起業を予定されている方、または起業から5年未満の方を対象としたサービスです。
得意分野の異なる専門性の高い創業支援プランコンサルタントが、担任制で事業計画書の作成を支援します。現在、年間のべ5,000人以上の方にご利用いただいています。
ビジネスプラン作成の支援
「プランコンサルティング」では、事業計画書の準備から完成までをサポートしています。
まずはあなたのアイデアや強みを整理するところからご一緒させて頂き、どのように売上・利益を出していくのかといった数値計画への落とし込み、事業計画書の完成まで、丁寧につき添います。
また、創業に必要なステップを見える化し、進捗に合わせてスタンプを押していく「創業羅針盤」をお渡しします。自分の創業準備の状況をつかみやすいため、今やらなければいけないことが明確になり、創業実現までのスムーズなステップアップが可能です。
あなたの夢の実現に向けて、ぜひご活用ください。
「TOKYO創業ステーション プランコンサルティング」の詳細はこちら