サービス業でブランディングを強化し、選ばれるお店になる方法

サービス業でブランディングを強化し、選ばれるお店になる方法

サービス業でブランディングを強化し、選ばれるお店になる方法

店舗ビジネスの中でもサービス業(エステ・整体・パーソナルジム等)は、差別化が難しい時代になってきています。サービスが均一化していくと、価格競争に巻き込まれてしまいます。そうならないために価格が高くても選ばれるブランド作りが重要です。この記事では、個人ブランディングと店舗ブランディングの方法と、そのタイミングについてご紹介します。

サービス業で選ばれるための第一歩

サービス業で選ばれるためには、見込み客に情報が届いた時に「これは私のためのサービスだ」と感じていただくことが大事です。 そのためには、ターゲット選定や訴求方法をしっかりと固める必要があります。「誰に・何を・どのように」の基本をしっかりと固めましょう。

創業初期に大事なこと

創業当初は、店舗そのものにブランド力がないため、最初に選ばれるためのポイントは「個人のブランド力」です。 特にオーナーやスタッフの魅力が顧客を引き付ける重要な要素になります。顔を出してSNSで発信したり、地域コミュニティでの積極的な交流を行ったりすることで、信頼感や親近感を築きましょう。 サービスを提供してくれる個人に魅力を感じるとリピーターになりやすいです。 創業初期の段階では、積極的に「人として選ばれる」ことを意識し、自分自身の存在感を高めることが成功への近道です。

個人ブランドの作り方

個人ブランドを確立するには、「専門性」「信頼性」「権威性」が大事です。専門性は「この分野ならこの人」というポジションを築くことが大事です。ニーズが高い専門分野で専門性を高めましょう。 信頼性は、特にリピート顧客を増やす意味で重要です。初回来店時に信頼獲得できるように、丁寧にサービス提供を行いましょう。 権威性は、資格や学歴、これまでの実績(数値があればなお良い)をHPなどに掲げて権威性を高めましょう。 「専門性」「信頼性」「権威性」を高めることで個人ブランディングを強化していきましょう。

創業期から成長期への移行で行うこと

創業期は「個人ブランディング」に注力することが重要、という話をしてきました。 個人ブランドが構築できたら、次に目指すのは「店舗そのもののブランド力」を高めることです。 まずは、お店の特徴を明確にしましょう。「他の店とどう違うのか?」という問いに対する答えが、顧客の選択基準になります。その後、顧客体験を充実させる施策を行い、店舗の価値を強化します。 また、個人と店舗のブランドを統一することも重要です。個人が発信する内容と店舗のサービスや雰囲気が一致していると、顧客は安心して選び続けてくれます。このステップを一つずつ進めていくことで、お店全体が選ばれる存在へと成長します。

店舗ブランディング施策①理念とコンセプト

店舗ブランディング施策①理念とコンセプト

店舗のブランド力を高めるには、まず「理念」と「コンセプト」を明確にすることが欠かせません。 理念はお店が大切にする価値観や目指す方向性を示し、コンセプトはそれを具体的に表現する土台となります。 たとえば、「本場の味を気軽に楽しめるお店」といったコンセプトがあれば、料理の品質や価格設定、接客スタイルにも一貫性を持たせることができます。また、この理念とコンセプトをお客様に伝えることで、「このお店に来たい」と感じてもらうことができます。ブランド作りは、この基本から始まります。

店舗ブランディング施策②具体的な施策

ブランド力を高めるには、具体的な取り組みが必要です。たとえば、内装デザインやメニュー表、ロゴなど、視覚的な要素で統一感を出すことが効果的です。 また、接客スタイルやサービス内容にも独自性を持たせることで、顧客に記憶されやすくなります。 さらに、SNSや口コミサイトを活用し、顧客に体験を共有してもらう仕組みを作りましょう。たとえば、フォトジェニックな料理や、特別なイベントを実施することで話題性を生むことができます。小さな工夫の積み重ねが、ブランド力を着実に高めます。

口コミとリピート率がブランド力を支える理由

ブランド力を高める上で、口コミとリピート率は欠かせない要素です。 一度来店した顧客に満足してもらえれば、自然と口コミが広がり、新規顧客の獲得につながります。 また、リピーターが増えることで安定した売上が確保でき、長期的な経営が可能になります。このためには、顧客満足度を高める工夫が必要です。たとえば、リピーター向けの特典や、お客様の声を反映したサービス改善を行うことで、より選ばれる店舗へと成長できます。口コミとリピートは、店舗ブランドを強化するための重要な土台です。

個人と店舗のブランドを融合させる方法

個人ブランドと店舗ブランドを融合させることで、さらに強力な存在感を発揮することができます。 たとえば、個人の魅力やストーリーを店舗の世界観に取り入れることで、顧客に一貫した体験を提供できます。 また、スタッフ全員がブランドの理念を理解し、それに基づいた接客やサービスを行うことで、店舗全体の統一感が生まれます。 さらに、SNSなどで個人の発信と店舗のプロモーションを連携させると、顧客の共感を得やすくなります。個人と店舗の魅力を最大限に活かすことで、選ばれる店舗へと進化します。

ブランド進化のタイミング

ブランドは一度構築したら終わりではなく、常に進化させる必要があります。そのためには、顧客や市場の変化に敏感であることが大切です。 たとえば、トレンドに合わせた新しいサービスや商品を追加することや、内装やロゴのデザインを見直すことで、新鮮な印象を与えられます。 また、一定のブランド力が確立したら、次のステージとして新規事業展開や地域密着型イベントの実施など、新たな挑戦を行うことも選択肢です。進化のタイミングを見極め、柔軟に対応することがブランドの成長に繋がります。

未来を見据えたブランド作りの重要性

未来を見据えたブランド作りの重要性

ブランド作りは短期的な視点ではなく、長期的な視点で考える必要があります。 たとえば、顧客のライフスタイルや価値観の変化を予測し、それに対応したサービスを提供することが重要です。 また、環境問題や地域貢献といった社会的なテーマを取り入れることで、時代に合ったブランドイメージを形成できます。 さらに、顧客との信頼関係を深め、世代を超えて愛される店舗を目指すことが大切です。未来を見据えたブランド作りを行うことで、長期的に「選ばれる」存在になれるでしょう。

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著者写真著者:
TOKYO創業ステーションTAMA
プランコンサルタント 
平井 東(ひらい あずま)


銀行にて法人向け貸出業務、税理士法人にて事業計画の作成業務、経営コンサルティング会社にてマーケティング戦略の立案・SEO対策・MEO対策・WEBサイト制作のディレクション等の業務、デジタルマーケティング会社にて大手企業向けのリスティング広告の運用業務、現在は、デジタルマーケティングと経営コンサルティングを行う会社を設立し、中小企業のご支援を行なっている。中小企業に必要な資金繰り・事業計画・計画達成のための戦術にあたるデジタルーマーケティングのノウハウを持っている。中小企業診断士。
相談は毎週木曜日 10:00~17:00 担当。

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